9月22日の練習:重箱の隅をつつく…

今日は学生のmove-inの混雑が収まるまで家にいて、午後8時ごろから練習へ。

Carbonareの教則本のvocalizingのところでアルペジオの練習。
普通のスケールの本に出て来るアルペジオとはちょっと違っていて、一つの調の中でもちょっとずつ形が変わっていくアルペジオがあり、それが全調にわたって続けて書いてあるものです。だから長い…。指の練習というよりは、息の使い方やフレーズのまとめ方のいい練習になると思います。

その後、『A Summer Day』の中の上昇、下降の音形を均一の速さで行ったり来たりする練習。これは指の練習になります。

それからflutter tonguingの練習。
約2カ月練習して、この頃ようやく口蓋垂は随意筋なんだ…ということが体感できました。うがいする時には自分の意志でふるふるさせているわけなので随意筋なのは間違いないですが、ガラガラとうがいの音を立てず口に水を含まなくても、自分の意志でふるふるできるものだったんですね。

曲の練習は『Abîme des oiseaux』。
全体的に形になっているのですが、鳥の歌が、より鳥っぽく聞こえるようにスタッカートの鋭さを調整したり、休符の長さをいじってみたり…そんな重箱の隅をつつくような練習をしています。
あとはゆったりした旋律のところのダイナミクスだなぁ。一本調子にならないように強弱をちゃんと考えて、それに合う音色で吹くことを意識しないと…。この曲は本当に素晴らしいし、Messiaenはすごい作曲家だなぁと練習する度に感じます。自分がそれを少しでも表現できますように…。

明日も楽しく練習しましょう!

夏休みを振り返って…

6月に始まった約3カ月半の夏休み、今年の夏はクラリネットを中心に過ぎて行きました。

6月下旬から3週間、2年ぶりに一時帰国したのですが、そこでクラリネット教室の勉強会に参加する機会がありました。
Chyrzynskiの『Quasi Kwazi』と勉強会の10日前ぐらいに急遽決めたSchumannの『Three Romances』の2曲を演奏させていただきました。ミスったところもありますが、自分の意図を反映させた演奏ができたと思います。
人前で演奏するのは毎回緊張しますが、それでも楽しいです。音楽は楽譜に書いてある状態ではまさに平面的なものですが、自分が演奏することでそれが具現化するというか…。自分が演奏することで、作曲家が頭の中に描いていた世界を聞いている人に見せてあげられるわけなので、作曲家の創作活動の最終段階をお手伝いするという、大きい喜びがあります。
ECMの先生がずいぶん前におっしゃっていたことに結局は戻っていくわけですが、「世の中にはこんな素晴らしい音楽がありますよ」と普及活動をするのが演奏者の役割なのだと思います。

日本から戻ってからはフランスの作曲家の作品を次々に練習しました。
Saint-Saënsのソナタ(の復習)、Françaixの『Tema con variazioni』、Messiaenの『Quatuor pour la fin du temps』(特に『Abîme des oiseaux』)、どれも曲風が全く異なる作品で、私にとっては難しいポイントが満載ですが、練習している時はとても楽しかったです。難しくて、全く歯が立たなくて苦悩している時間もありましたが、それを遥かに凌ぐ充実感がありました。その充実感だけを支えに、「今日はここまで。明日は1mmでもいいから上に行こう」と自分を励まして、毎日一歩ずつ先に進む練習は楽しくて、楽しくて…。だから、ほぼ毎日自然に練習に向かっていました。その後、BernsteinとBergが追加されてinternationalな状態ですが、これらの曲をいつか人前で演奏できる日が来ますように…。

flutter tonguingも0から10までのスケールで測ると、一昨年の夏は0、去年の夏は3ぐらいだったのが、今年は7ぐらいまで進歩しました。「もともと巻き舌もできないのに、楽器を吹きながらなんて無理」と思っていましたが、巻き舌を使わないflutterをしていることもあって「大丈夫、だんだんコントロールできるようになってる。もう少しだ!」とpositiveに考えられるようになりました。一番険しい峠を越えたってとこですかね?
高校時代はタンギングだってイマイチだったし楽器が全然鳴らせていなかったことを考えたら、大学時代のレッスンでかなり上達したし、25年以上のブランクからの復帰後は若い頃に運指すら知らなかった高音域の音も吹けるようになったし…"This old cat has learned new tricks little by little."です。

クラリネットは楽しいです。難しいけど楽しい。難しいから楽しい。
仕事が忙しくなったら夏休みのようには練習できなくなりますが、できるだけ頑張って行こうと思います。

Category: その他

9月21日の練習:記譜通りにflutter tonguing

昨日は新年度の準備のためのミーティング2日目、2日連続で仕事をしたらぐったりしてしまって、夕方に練習に戻る気力がありませんでした。根性なしです。夏休み中は、午前中はジム(に行ったり行かなかったり)、午後は昼寝、夕方から練習という毎日だったので、たっぷり休養を取っていたのですが、これからは「午前と午後は仕事、夕方から練習」になるわけで、そのパターンに早く体を合わせていかないと…。

今日は午後にちょっと仕事をして、午後5時ごろから練習。

Carbonareの教則本のvocalizingのページと高音域のページで基礎練習をしながらリードを選び、その後は『A Summer Day』の中の連符を練習。そして、この曲の中に出て来るflutter tonguing。この曲では伸ばしている音にflutterをかけるだけなので、音域にもよりますがそんなに難しくはないです。その後は、Bergの『4 Pieces』の3番に出て来る、連符にflutter tonguingをつける部分を記譜通りに練習しました。音が移っていくに連れて、flutterが不明瞭になって止まってしまうんですよね。そこでふと思った…音符にはスラーがついていないんだから一音ずつflutterをかけ直せばいいのだよ。何度か練習していたら少しずつできるようになりました。最近ちょっとflutter tonguingがスランプだったんですが、今日は調子が良く、Bergの『4 Pieces』がちゃんと吹けるんじゃないかって気がしました。明日もこんな感じで練習しよう!

最後は『Abîme des oiseaux』の鳥の歌。これも少しずつ仕上がっています。
『Abîme des oiseaux』だけじゃなく『Quatuor pour la fin du temps』を演奏したいんですが、それをECMの先生にさらっと話したいと思っている時に限って先生にばったり会わない…。"Nothing to lose." なんだから言っちゃえ、言わないで後悔するよりは言っちゃえ〜。

明日と明後日は学生が大学の寮やアパートに入居する日で町中が大渋滞、大混雑します。もちろんキャンパス周辺は交通規制、駐車規制があるので、練習は日がとっぷりと暮れてからになりそうです。あ〜、新年度が始まるっていう状況が現実になってしまったよ〜。

明日も楽しく練習しましょう!

9月19日の練習:基礎練習とちょっと新しい曲

今日はミーティングがつつがなく終わったので、午後3時半ごろから練習へ。

実は昨日の練習では8月下旬と同じように「下唇を巻き込みすぎかな」と感じてちょっと心配していたのですが、今日はアンブシュアが安定して普段通りに吹けました。

まずはスケールの代わりに、新しい曲に出てくる上昇形と下降形の連符を練習。
ECMでするかどうかわからない、おそらくしない確率が90%ぐらいの曲ですが、Emma Lou Diemerの『A Summer Day』。少年時代の傷つきやすさ、映画『Stand by Me』に通じるようなハラハラする気持ちや切なさが掻き立てられるような旋律が大好きなのですが、どうかな〜、ECMの先生はそんなに好きじゃないかもね。でも、その中で象徴的に使われている連符を抜き出して練習してみました。
思ったよりもさらっと吹けてよかったです。この曲には他にも難しい要素がありますが、演奏したい曲の一つです。

その後は『Abîme des oiseaux』の鳥の歌とCarbonareの教則本のvocalizingのページを練習。
この本、本当にいいです。
いつまでも練習していたいと感じさせる基礎練習の教則本なんて、この世にそうそうありません。

明日もミーティングです。
明日も楽しく練習しましょう!

9月18日の練習:とうとうこの日が来ちゃったよ〜。

今日は午後7時半ごろから練習へ。

Carbonareの教則本で基礎練習。
基礎練習のメニューは昨日とほぼ同じで、高低差の激しい跳躍のつながり、アルペジオのつながりとフレーズの滑らかさを意識して練習しました。

曲の練習はBernsteinのソナタの最後の連符。
高音域まで勢いよく上がっていくところ、前よりもずっと安定していけるようになりました。Bernsteinのソナタは、この夏にまとめて練習したことはありませんでしたが、以前の練習がようやく形になってきたと思います。今年はBernstein生誕100年の年です。この曲はかなり若い頃に作曲したそうですが、その「多感な青年時代」の雰囲気が、冒頭のアンニュイな旋律や、2曲目の落ち着かない5拍子のリズムなどに表れていると思います。本当は今年演奏したかったですが、いつかどこかできっと演奏します。

その後は『Abîme des oiseaux』。
自分にとっての課題はよ〜くわかっているので、それを少しずつクリアしていく過程を楽しんでいます。「できるって確信はあるの。今はまだその時期じゃないだけ」…そんな感じ。この曲もいつかどこかできっと…。

さ〜て、明日からは新年度の準備のミーティングが始まります。クラスの開始は27日ですが、その前に編入生を対象にしたplacement testがあるので、今日は実質的に夏休みの最終日です。(←9月の中旬なのにまだ夏休みなのかよ〜ってブーイングが聞こえて来るようだ)楽しかった夏休み、好きなだけクラリネットが吹けた夏休みよ、さようなら〜。

明日は練習できるかな…多分できると思うけれど、次回も楽しく練習しましょう!

9月17日の練習:なんて日だ!今日は基礎練習だけ。

週に1度服用している抗リウマチ剤の再処方のことで、今日は1日中翻弄されました。いつもはリフィル処方なのでほぼ手間なしですが、数カ月に一度は主治医から薬局に処方箋を再送してもらう必要があり、そこでミスが生じたわけです。薬局に行ったり、主治医に連絡したり…と、実はかれこれ1週間もこの問題に対処して来ました。あ〜、疲れた…。病気だから薬を飲んでいるのに、その薬の件で更にストレスがあるってどういうこと?

練習は午後8時半ごろから。

今日は基礎練習のみで、Carbonareの教則本で高音域を練習。
低音域から高音域までオクターブの跳躍で上下していく練習です。これが結構難しい。特に後半は、上りは大丈夫ですが、下りの最初から二つ目の音の音程がしっかり取れないことが多いです。
『Abîme des oiseaux』にはこんな感じの高低差の大きい跳躍があるので、その時のvoicingを意識して練習しました。
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その後はVocalizationのページで延々と長いアルペジオを練習。
歌うように吹ける気持ちいいアルペジオなので、楽しく練習できました。

処方薬のことでアメリカの医療システムに翻弄されてハラワタ煮えくりかえるわ〜っていう1日だったのですが、基礎練習をしたら気分が晴れました。

明日も楽しく練習しましょう!

最近のリードの品質…?

「最近の」というよりも、そのお店がリードを仕入れた時期、ひいてはリードが製造された時期によるんだと思いますが、8月中旬に買ったV21は信じられないぐらい質が悪かったです。
V21はunfiledで形状が56 Rue Lepicに似ているはずのリードなんですが、unfiledのU字っぽい曲線になっているはずの下部の形状が無茶苦茶…。きれいな曲線になっていたものは10枚中1枚しかなく、それ以外のほとんどのリードでは、上部の削られている部分の下のラインがほぼ一直線だったり、凸凹のW形だったり…「これってunfiledなの?これって正規品なの??もしやパッチもん??」と製造工程や検品過程、ひいては出自まで疑いたくなるようなリードばかりでした。(それがきっかけでリード調整に精を出すようになったわけです)

このリード、いつもと同じNY州にあるお店からオンラインで購入したのですが、先週は別のお店からも購入してみました。比べてみたら、新しく購入した箱の中身は少しはマシでした。でも全体的に、又しても何かイマイチだなぁ…って感じ。

56 Rue Lepicの方が少なくとも見た目が整ったリードが多いような気がします。
V21の人気が出てきて大量に生産するために雑になっているのかな?…とか疑ったりして。

リードの材料となるケーンの育ち具合にもよるでしょうし、それを乾燥させる時期の天候など、いろいろな要因があるんでしょうけれど、結構なお値段なんだからちゃんとした物を作って出荷して欲しいなぁ。
ご丁寧に個別包装してゴミを増やすよりも、リード自体がちゃんとしている方が消費者はによっぽどありがたいんだけれど…。
そういうことをVandorenの会社の人は考えていないのかなぁ…って思います。
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