今日は野外コンサート

London Symphonic Orchestraの滞在日程の都合に合わせて今週は4つコンサートがあり、金曜日からは三夜連続でコンサートを聞きに行っています。今日は最後のコンサート、野外コンサートでした。

入場して席に着くまでがなかなか大変なんです、野外コンサート。
駐車場の制限はもちろん、手荷物検査もしっかりあるので、開演が7時なのに5時半には会場に着くように…というお知らせメールが何度も来ました。私はどこの通りなら駐車規制に引っかからないか知っているので(以前、この野外のホールの近くに住んでいたのです)ゆっくりお出かけしようと思っていたのですが、生まれつき真面目な日本人なのでちゃんと5時半には着いて余裕で会場に入れました。

$10で買ったコミュニティーチケットなのに、ものすごくいい席でびっくり。
いわゆるアリーナ席で一般客とは入り口が別、リストバンドをさせられました。前から14列目のほぼ中央の席でした。
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今日のプログラムは:
  BERLIOZ Roman Carnival Overture, Op. 9
  STRAVINSKY Firebird Suite (1919)
  TCHAIKOVSKY Symphony No. 4 in F Minor, Op. 36

London Symphony OrchestraとともにMusic Academy of the Westのfellowもステージに乗っているので、4管編成を超えた大編成での演奏で、席もよかったのでとにかく大迫力で、「あ〜、オケっていいなぁ。またオケで演奏したいなぁ」と思わせる素晴らしい演奏でした。

アンコールは、Star Warsのテーマ。
アンコールの直前にコンマスがトップサイドにいたfellowと席を替わってあげて、アンコールだけは彼にコンマスをさせてあげるというほっこりする出来事もあり、本当にいいコンサートでした。

いつもならこの手のコミュニティーコンサートはAcademyのシーズンの終わり(8週目)に開催されるのが普通ですが、今年はまだ4週目での開催…なんだかこれでこの夏のシーズンが終わってしまいそうな雰囲気ですが、fellowのみなさんはまだ残りの4週間があるわけです。ガクンと人の入りが減って寂しくならないように、今後のイベントにも行ってあげようと思いました。

それにしても寒かった…日没後には靄がかかるほどの冷え込みで、薄手のウィンドブレーカーなんかじゃダメだった…。来年はダウンかフリースを持って行こうと思います。そのことをどうか来年まで覚えていられますように…。

今日もLondon Symphony Orchestraのコンサート

今日は午後7時半からLondon Symphony Orchestraのコンサート。

  Daniel Harding conductor
   MICHAEL TILSON THOMAS Agnegram
   BEETHOVEN Violin Concerto in D Major, Op. 61, James Ehnes violin
   BARTÓK Concerto for Orchestra

元々は前プロの作曲者MICHAEL TILSON THOMASが指揮をするはずだったんですが骨折のため1カ月ほど前に指揮者が交代しました。この曲、私好みの現代曲で、すごく楽しい曲でした。

中プロのBEETHOVENのバイオリン協奏曲は大学3年の時に演奏したことのある懐かしい曲です。その時のソリストは前橋汀子さんで、当時超有名な演奏家でした。どうやって交渉して大学オケと共演してもらったんでしょうかね?初めてトップを吹いた曲だったので、ものすごく緊張し、ものすごく練習しました。今よりも頭がシャンとしていたので当時は本番でミスすることがなかったんですよね。だから晴れ晴れと演奏を終えることができました。ものすごくいい思い出がある曲です。

今日のバイオリンのソリスト、ものすごくよかったです。ソリストが見たくて前の方の席を取ってあったので指の動きまで見えました。バイオリンに触ったことすらない私が見ても左手の繊細な動き、右手(右腕)の力強い弓さばきに感動しました。
協奏曲の後、鳴り止まない拍手に応えて、10分ぐらいの無伴奏のソナタをアンコールで弾いてくれたのですが、それも素晴らしかったです。(隣のおばちゃんが私語を始めたせいで曲名が聞こえなかった…くぅ)

BARTÓKは元々大好きなので、これも大満足。
そしてアンコールは昨日も聞いたE.T.のテーマでした。(アメリカのオケはアンコールしてくれないんだよね。London Symphony Orchestraは気前がよかった!!)

明日の夕方は野外コンサートです。
毎晩お出かけしていて疲れていますが、明日はお昼寝をしてコンサート前に体力を温存しておこうと思います。

Voyager Concert

今日はLondon Symphony OrchestraのVoyager Concertに行ってきました。

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Voyagerは1977年にNASAが打ち上げた2機の無人惑星探査機で太陽系の惑星探査をした後、現在は太陽系外で飛行を続けています。それにはGolden Recordと呼ばれる地球の音(各種言語での挨拶、各国を象徴する音楽など)がその他のデータとともに収められたレコードが載せられているのですが、今日のコンサートは、Keplerという宇宙人(なんだろうね、見た目は完全に人間なんですが、宇宙を旅する"地球外生物")がGolden Recordを発見し、音楽を通して地球人について学んで行くというストーリーのもと、宇宙をテーマにした曲(の抜粋)を紹介するというプログラムでした。
これはLondon Symphony Orchestraの子供向けの教育プログラムで、すでに何度も上演されているようです。

演奏されたのは以下の曲:
  STRAUSS Also sprach Zarathustra
  JOHN ADAMS Short ride in a fast machine
  BEETHOVEN Symphony No 5
  HOLST ‘Jupiter’ from The Planets
  MESSIAEN Les offrandes oubliées
  SHOSTAKOVICH Symphony No 10
  CHARLES IVES The Unanswered Question
  JOHN WILLIAMS Flying Theme from ‘E.T.’

ストーリーが子供向けだったのでそれはともかくとして、MessiaenやIvesの音楽ももっと聞いてみようと思いました。

明日と明後日の夜もLondon Symphony Orchestraのコンサートです。これは子供向けじゃないコンサート。
でも明後日のは野外コンサートなのよね~。

室内楽のコンサート

今日はこの夏一番楽しみにしていた室内楽のコンサート
Music Academy of the WestがLondon Symphony Orchestraと提携しているので、今週は火曜日、金、土、日曜日と4つのコンサートに行くことにしています。その先陣を切って、今日は室内楽のコンサート。
いつもはアカデミーの先生が中心の演奏ですが、今年はLondon Symphony Orchestraの奏者も参加しての豪華な顔ぶれでの演奏でした。

TAKEMITSU Toward the Sea
DOHNANYI Sextet in C Major, Op. 37
MESSIAEN Quartet for the End of Time

武満徹の曲がすごくよかったです。フルートとマリンバのduoだったんですが、マリンバの音の柔らかい輪郭がフルートの音と絶妙なハーモニーを作り出していて美しかったです。
私もいつか打楽器とのduoを演奏したくなりました。楽譜は持ってるんですけどね…。難しくて。

Dohnanyiの六重奏、最初はちょっとつまらなかったんですが後半はjazzyなフレーズもあって、楽しい曲でした。クラリネットは前半はほぼホルンとユニゾンだったのですが、途中の楽章からはソロあり速いフレーズありで大活躍でした。

で、Messiaen。私にとってはこの曲が本日のお目当だったんですが、演奏はとても残念でした。特にRichie先生のクラリネットが冴えない…。目立つフレーズも目立たないフレーズもパッとしない演奏でした。
第3曲の『Abîme des oiseaux』は2018年秋のECMのコンサートで演奏したので、その勉強のためにありとあらゆる演奏を聞いたのですが、今日のRichie先生の演奏は、間が持たなくてどんどん先に行ってしまう未熟な感じの演奏でした。プロだからコケたりはしませんが音楽性は低かったです。「なぜそこで待たない?」と違和感を感じるところが多すぎて…。
いつか全曲を演奏するチャンスがある時に備えて「これは無理~」とか言って諦めていた第6曲を練習しておこうと思いました。そんなチャンスは一生ないかもしれませんが、それでも練習したい曲です。

今日のコンサートで感じたのですが、London Symphony Orchestraの人とMusic Academy of the Westの先生じゃ、やっぱりレベルが違う…。自分の演奏で生活してる人と後陣の指導で生活している人の違い…ゴルフならトーナメントで稼いでいる人とレッスンプロとの違い…仕方がないことなんでしょうけどね。
演奏家、指導者、プロを目指す人、一生アマチュア…いろいろなレベルで音楽に関わっている人がいるわけで、私なんかはもちろん一生アマチュアなわけですが、それでも音楽をする時間というのは貴いなぁとも思っています。
音楽は選ばれた人だけのものではなく、万人に開かれているもの。でも、誰もが真摯な姿勢で取り組むべきものだと思います。

さて、今週はコンサート続きで練習時間が少ないので、明日は練習を頑張ろう!

夏の音楽祭のチケットを購入

毎年地元で開かれるMusic Academy of the WestのSummer Festival。
一般のチケットが今日から発売だったので、とりあえず絶対に行きたいもの3つを購入しました。

1. Clarinet Masterclassの初回分。
どんなfellowなのかわからないので、まずは初回だけ。初回がよかったらあと何回か購入する予定です。1回$10。一昨年は5回分購入で1回分が$5に割引になるパッケージがあったんですが(そもそも、その前は無料だったし)、今回はそれがないのでチマチマ小分けにして購入します。

2. Facultyの室内楽のコンサート。
クラリネットのRichie先生が演奏するMessiaenの『Quatuor pour la fin du temps』、これは聞き逃すわけにはいきません。

3. London Symphony Orchestra(ロンドン交響楽団、Michael Tilson Thomas指揮)のコンサート。
  MICHAEL TILSON THOMAS Agnegram
  BEETHOVEN Violin Concerto, James Ehnes violin
  BARTÓK Concerto for Orchestra
London Symphony Orchestraは昨年からMusic Academyと提携を結んでいるので、こんな田舎町でコンサートをしてくれます。

fellowが演奏するコンサートもいくつか聞きに行こうと思いますが、今のところ購入したのはこの3つ。

楽しみ〜!!

Nickの卒業リサイタル

ECMのクラスメート、トロンボーン奏者のNickの卒業リサイタルがありました。
お昼はトロンボーン奏者としてのリサイタル、夜は作曲科の学生としてのリサイタル。
迷いましたが、作曲の方のリサイタルを聞いて来ました。

若々しい、ちょっと映画音楽っぽい雰囲気の曲を7曲、小編成のオケで披露してくれました。
指揮をしているNick本人が曲の合間に解説をしてくれるんですが、これがまたいつものちょっとシャイで早口なNickそのままで、とてもよかったです。

Nickとは同じ時期にECMに入ったので、本当にクラスメートって感じです。
去年の春の演奏会では『Bar Lazy J』という不思議な曲をデュエットしましたしね〜。

そういうことも含めて、私の人生の後半部分の楽しい思い出はECMでの経験と出会いから生まれました。
最後の演奏会に向けて頑張ろうと思います。

地元の音楽祭

今日は地元のコミュニティー・カレッジ主催の音楽祭を聞いて来ました。
ここから南北に2時間ぐらいの圏内の中学、高校のバンドの発表会兼コンテストっぽいイベントで、教育予算が不足すると真っ先にカットされてしまう音楽教育(外国語もですけどね…)をサポートして行こうという目的で3年前にコミカレの音楽科の先生が始めたイベントのようです。その心意気、すばらしい!

ECMが無くなってしまったら、その後はコミカレのアンサンブルかバンドに入ろうかなぁと思っている私にとっては、ある意味下見?コミカレの方がコミュニティーの参加者をたくさん受け入れているそうなので、こんなおばちゃんでもいいのかなぁと思って…。プログラムの最後にコミカレのコンサート・バンドのexhibition演奏がありました。
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演奏自体はとても迫力がありました。
金管がものすごい数で、パーカッションも少数ながらとても上手でした。フルートも大勢いましたが、クラリネットとオーボエはなんかしょぼい感じ。音が全然通って来ない。それはご年配のメンバーが1stを占めているからでしょうかね〜。1stは多分最前列の3人だけなのに、見てると適当に休憩したり、譜めくりをして吹いていなかったり…それはありなの??結局、クラリネット全体が吹いていてもいなくても音楽には何の影響もないって感じで、ちょっとなぁ…って思いました。

ECMではクラリネットは私一人なので良くも悪くも自分の音が丸聞こえ。自分の音で何かを表現しているわけですが、それがほとんど周りにかき消されてしまうっていうのはね〜(溶け込んでいるってわけじゃなくて全然聞こえて来ないんだもの〜)、この状況で吹いていて楽しいって私はきっと思えないだろうなぁ。合奏している時の一体感とか曲が終わった時の高揚感とかはあるんだろうけど、何か違う…。It is just not for me....

大きい団体に入ることは考えないで、別の方向性を調べていこうと思います。

Bell-Isserlis-Denk Trio

学期の折り返し地点で疲労が蓄積している今日この頃だというのに、8月下旬にいそいそとチケットを購入してあったBell-Isserlis-Denk Trioのコンサートがありました。
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「ダウンタウンに行くのがすでに面倒くさいから、学生にチケットをあげちゃおうかな」と思ったりしましたが、チケットの値段が$89!!私にしては張り込んでいい席を買ってあったので、歯を食いしばって行って来ました。
席は前から7列目のど真ん中、しかも前の2列がたまたま空席だったので、視野が開けているとてもいい席でした。Joshua Bell、ちゃんと見たいなぁと考えて、この席にしたんだわ〜。ミーハー!

プログラムは:
  Mendelssohn: Piano Trio No. 2 in C minor, op. 66
  Shostakovich: Piano Trio No. 2 in E minor, op. 67
  Rachmaninoff: Trio élégiaque No. 1 in G minor
  Ravel: Piano Trio in A minor

  Joshua Bell, violin
  Steven Isserlis, cello
  Jeremy Denk, piano

最初のメンデルスゾーンは遠い世界に拐われそうになりましたが、残り3曲は曲想の対比が面白くて、弦楽器の奏法なんか全く知らない私が聞いても、すごい演奏でした。特に後半の2曲はすごかったな…。ラフマニノフは情熱的で、ラベルはほんとラベルだなぁっていう曲だったし。

全身で弾いて、全身でcueを出す…こんな風にアンサンブルをしたいなぁと思いながら聞いていました。
素晴らしかったです!


Jake Shimabukuroのコンサート

今日は大学のホールでJake Shimabukuroのコンサート。
ほぼ毎年のように大学でコンサートがあるので、私もほぼ毎回行っています。
昨日の演奏会の疲れが残り体はヘロヘロでしたが、前もってチケットを買ってあったので行って来ました。

今日のコンサートも盛り上がって、とてもよかったです。
聞かせる技術、見せる(魅せる)技術があるよね〜、この人。
ウクレレが体の一部であるかのように自由自在に操っていて、素晴らしかったです。

コンサートの終盤のMCで、Find your passion!って言っていたのが心に残りました。私のpassionはクラリネットだなぁ…と、25年以上もぼんやりとブランクを作ってしまったのに言っちゃいます。それでも復帰したんだから本物なのよ、きっと。
そんなことを考えながら聴いていたら、すぐにでもクラリネットが吹きたくなりました。
でも、明日は学部のパーティーのために持ち寄り料理を作るため練習時間が取れそうもありません。
よ〜し、土曜日は練習に行こう。しばらく練習していなかった『Quatuor pour la fin du Temps』の第1曲を練習しようかなぁと思います。次の演奏会に向けてゆるっと始動です。

Arts Walk

昨日と今日は音楽科を始めとして芸術系の学部が合同でArts Walkというイベントをしていたので、のぞいてみました。
学生の演奏や作品をもっと多くの人に知ってもらおうということで、音楽科とCreative Studiesではアンサンブル系のクラスが公開授業をしたり、ミニ・コンサートをしたりしていました。
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昨日はECMの練習の後、ECMではピアノを弾いているJarodが自分が作曲した作品を演奏するミニ・コンサートをしたのでそれを聞きに行って来ました。ECMの先生が作曲を指導しています。2曲演奏してくれましたが、どちらもすごくよかったです。でも、個人的には「解決しない」曲の方がひねりがあって好きでした。

その後ふらふら〜っと音楽棟の方に歩いて行ったら、ちょっと前に謎の曲を合わせたNickが金管五重奏の野外演奏中。自転車で通って行く人も足を止めて聞き入っていました。

私は自分の学部の建物が遠いこともあって、音楽科の練習室を使わせてもらう前には15年近く同じキャンパスで勤務していたのに音楽棟に行ったことが数回しかありませんでした。だから音楽科の学生さんたちがどんな活動をしているとか、音楽科にどんなアンサンブル・グループがあるかとか、全く知らなかったんですよね〜。こうしたイベントを通じて学部外の学生にもどんどんPRしていけば、音楽専攻じゃなくてもアンサンブルに入ってくれる学生さんはたくさんいると思います。すご〜くいいイベントだなぁと思いました。

今日は夜にfacultyの室内楽コンサートがあって行って来たんですが、これはまあ普通かな…。バイオリンとビオラの先生の音に伸びがないっつーか艶がないっつーか…小ぢんまりしちゃってて、私はあまり好きではありませんでした。ECMのDavidやSaraの方が上手かも〜って思いましたよ。ピアノの先生はお上手でしたけどね。
実は今日の午後、自分の学部の学部長から「今日の夜のコンサートのチケットがあるんだけどいらない?」と言われたのをお断りしていたので、そっちの方がよかったかも…とふと思いましたとさ。

今日は仕事もいろいろ立て込んでいたので練習はお休みしましたが、明日はしっかり練習しましょう!