ECMの練習:Quasi Kwazi、注文多し…

今日のECMは1カ月ちょっとぶりに『Quasi Kwazi』のリハ。
テンポが速くなってから先にtranquilloとcantabileが出てくるのですが、私はこれまで速度についての指示は何も書かれていないので一旦速くなったテンポをキープすることを意識して吹いていました。
と・こ・ろ・が、先生曰く:「そこまでと同じテンポで吹いていたらcontrastがないだろう?全然tranquilloを感じないよ」ですと…。
ということで、「速いテンポのところは今よりも1段階テンポを落としてそれぞれの連符がはっきり聞こえるように吹く。tranquilloとcantabileはさらにテンポを落としてリラックスした雰囲気で吹く。」ということになりました。
テンポを落とすのはいいんですが、ブレスが厳しい…これは研究課題です。
そして、次に元のテンポに戻るきっかけ、戻し方がイマイチ…これも研究課題です。
1度しか出て来ない音形はtransitionであって大事な部分じゃないから、テーマが再出した時にもっと大事にはっきり吹くように…。なるほどね〜、勉強になりました。

その後続けて『Bar Lazy J』のリハもありました。
前回よりも混沌とした感じはなく、2人の音がぶつかるbeatsもいい感じに聞こえましたが、問題は最初の1段目…ここで観客が何をしているかわかってくれないと、きっとダレてしまうだろうということで、ここだけ何度かやり直しました。
私の問題点は最初から最後まで楽器自体のピッチを保つことかな…途中で管が温まるとどうしても音が上がってしまうので。解決策として、この曲はコンサートの休憩の直後に演奏することになりました。休憩中、私は盛大に音出しをして十分に管を温めておくというお約束です。「休憩中に音出ししていても誰も気にしないから大丈夫だよ」と先生に言われましたが、そうなの?日本だったらステージの袖で音出しなんかしませんよね?アメリカは日本とちょっと違うのかな?普通のオケのコンサートでも奏者は最初から席に座って練習していて、コンマスが出てきてようやく静まるという方式ですから、休憩時間に観客に聞こえるところで練習するのもOKなんですね、きっと。

コンサートまで約2週間…ここからがシビアです。
次のリハはいつなのか?そもそも次のリハはあるのか???

ECMの練習:問題は集中力だ

今日はNickと一緒に演奏する曲のリハーサルがありました。

曲として難しいというよりも「集中力」が問題…。
ピッチを一定に保つ、一定の長さ伸ばす、自分が先に入るのか後に入るのか…全部細か〜いことなんですが、見た目が延々と同じに見える楽譜を追いながら、この全てに注意を払って行くことが難しいです。

あ〜、好きか嫌いかと言われたら、嫌いだな、こういう曲。
でも、実験的な面白さが(奏者としては)少しあるので頑張っています。
聞いている人にとっては本当に意味不明だと思うので、観客が15分近くこれに耐えられるのかは謎です。

ECMの練習:通しました

今日のECMはNickと演奏する『Bar Lazy J』の通し。

Nickが曲についてちゃんと調べて来てくれて、最後まで楽しく(?)通せました。
音がぶつかってワンワン〜と聞こえる音、英語ではbeatsって言うんですね。途中、激しくぶつかる箇所では、私がまるでflutter tonguingをしているかのようなbeatsが聞こえて、先生が「へ〜、面白い!」と叫んでいました。私もこの音がぶつかる状況に耐えられましたし、楽しめました。最初にきっちりNickとチューニングをし、演奏の途中で楽器が温まって来てピッチが変わったりしないようにするために、演奏会ではこの曲は『Quasi Kwazi』の直後に演奏することになりそうです。
72小節間、私は二つの音を行ったり来たりするだけなので、迷子にならないように小節の上に「あいうえお、かきくけこ、………」と一つずつ文字を振りました。自分が今どこなのかを見失ってしまったら、2度と這い上がれませんからね。集中して頑張ろうと思います。
Nickが途中で「座ってもいい?」って言ったのには驚き。風邪を引いているんだろうと思いますが、若者、体力ないなぁ…。おばちゃんを見習いなさ〜い。ふふ。

グループの入れ替わりの時に、Jarodが「Arts Walk、聞きに来てくれてありがとう!」と声をかけてくれました。こちらこそ、ありがとう。「私はこのクラスに所属していていいのかな。みんなの足手まといになっているんじゃないのかな」…といつも心配していますが、こうして学生さんに声をかけてもらえると、ほっとします。

ECMの練習:ある意味楽しかった

今日は午後2時半ごろに練習に行き1時間ほど個人練習。その後でECMで『Bar Lazy J』の初合わせがありました。
しか〜し、トロンボーンのNickのクラスの時間がちょっと重なっちゃって今日はたった10分だけ…全体の3分の1ぐらいを合わせて終わっちゃいました。
小節ごとに音のぶつかり方(うねり方)が変わって、ある意味楽しかったです。
私はチューナーを譜面台において演奏しましたが、Nickがトロンボーンを吹くと当然その音の方を拾っちゃうので、あまり意味はなかったかもね。でも、最初のチューニングを正確にしないとその後がうまくいかないので、チューニングの為には役に立ったと思います。
Nickも先生もこの曲好きらしいので、演奏会のプログラムに決定しました。マジか〜。

予定よりも早くNickが帰っちゃったので残りの時間は先生とおしゃべりしていたら、そこに2年前に卒業した学生が登場!
日本語のクラスも取っていたし、ECMの先生に作曲を習った学生です。この学生が私のことを少しECMの先生に話しておいてくれたから、私がECMに拾ってもらうきっかけになりました。懐かしい!夢じゃないかと思いましたよ〜。

ということで春学期の演奏会では2曲演奏することになりました。
全く違う傾向の曲ですが、両方楽しもうと思います。

ECMの練習:『Quasi Kwazi』、OK出ました

今日は午後4時過ぎから20分だけ先生にChyrzynskiの『Quasi Kwazi』を聞いてもらう時間がありました。
今回のECMの演奏会のテーマは(一応毎回テーマがあるんです。時々曖昧ですが…)"The Thing Possessed"、私の解釈が正しければ「取り憑かれているもの」という意味なので、『Quasi Kwazi』のイカれている雰囲気なんかぴったりかと思っていました。

先生も同じように思ったらしく「曲の雰囲気はいいよね」ということでOK。演奏会のプログラムに入れてもらいました。
今日は先生の前で2回通したんですが(止まっちゃったけど)、指摘されたことは…
  1. 速くなったところはもっとリズムをかっちり吹くこと。
  2. 長い音符を端折って息継ぎをしない。(息継ぎは曲の流れを止めないように)
  3. sfはもっと食いつくように吹くこと。そこだけ音量が大きくなっても構わない。(英語ではbiteって言うんですね。ふ〜ん)
  4. カンタービレはもっとリラックスして吹くこと。
最後の方は練習不足でグダグダでしたけど、先生に注意されたことを意識して吹いた2回目は「もう1回目よりもよくなってるよ」と言ってもらえましたから、先生が言ったことは私なりに理解できたようです。
「ここから先は時々しかリハーサル入れないからね」って言われちゃったので、次は1カ月後ぐらいかなぁ…。とほほ〜。

トロンボーンとの曲については練習方法を聞きましたが、やはり音程をキープすることが大事なので本番でもチューナーを使ってもいいそうです。マジか〜。明日はこの曲を練習しなくちゃ…。

私の今学期のECMもようやく今日から始まったという感じです。

ECMの練習:これって曲なの?

今日は学期の初日だったので、ECMも初日。
仕事でミーティングには行けませんでしたが、後で楽譜だけもらいに行きました。

今学期演奏するのはAlvin Lucier作曲の『Bar Lazy J』。
これがね〜、曲なのかどうなのか?
クラリネットとトロンボーンでハモったりハモらなかったりする二つの音を10秒ずつロングトーンするという、超実験的な作品。
作品なのか、そもそも?
これを演奏する意味は一体なんだろう…。

トロンボーンのNick君とはまだ一度も一緒に演奏したことがないので、それだけは楽しめるかな、かもしれない…。
でも、曲は超つまらなそうだな〜とがっくりしました。
正直言って「嫌いな曲」、でもこれなら練習する必要はないからOKかな。
なんせレとミ♭の2つしか音がなくて全部全音符だから。

私が吹けそうな曲でECMのコンサートで取り上げられるような現代曲ってあまりないってことなのかもね。
ということで、ECMは今学期で最後にしよう。
その方が先生も私が吹けるレベルのクラリネットの曲を無理して探さなくて済むでしょうし、私ももっと好きな曲が練習できるでしょうし。私だっていつまでも吹けるわけじゃないんだから時間を無駄にしたくないもの。

ECMの練習:Sowerby、あれこれ

今日は午後4時半から30分ピアノ合わせでした。

第3楽章は譜めくりを含む4小節の休みの後の入りのきっかけがわからなくなっちゃって迷子…先生に「この4小節の間にどこに行っているんだ!」と呆れられました。どこにもいってませんよ〜。
実は、私の入りのきっかけは2種類あるんです。
前拍のピアノが16分音符4つの時と、前の小節がシンコペーションの時。落ちた部分はシンコペーションの後で入るんだということを忘れてしまったんですよ〜。だから16分音符4つを待っちゃった…。でも、大丈夫、もうわかったから。
「最初のところ、相変わらずすご〜くrubatoだね」と言われたので、「最初のところ、テンポが掴みきれなくて…」と申告したら、その部分は先生がちゃんと合わせてくれることになりました。私がよろよろと自由に揺れていた方が、この曲の音楽性には合うんだそうです。「カチカチとテンポを刻むような曲じゃない」と言われました。まあ、そう言ってくださるのなら、好きなようにさせていただきます。

第4楽章は普段座奏で練習しているのを立奏でピアノと合わせるせいなのか、全体的にリードミスが多くてめげました。ピアノ合わせの前に練習で使ったリードがへたってしまったのもあるのですが、これからは普段の練習も必ず立奏にして本番に近い状態で練習しようと思います。連符の2つ目はカデンツァのように完全にテンポを落として吹きやすいテンポでしっかり聞かせるようにという指示をもらいました。確かにその方がかっこいいし、私も連符に追われることなく吹けて嬉しいかも。残りの部分は先生のピアノにうまく乗っかって、いい感じで合わせられました。

ピアノ合わせの後で、「この曲、好き?」と聞かれたので、正直に「最初はあまり好きじゃなかったけど、今は大好きです」とお答えしたら「知ってた。でも、好きになってくれてよかった」と言われました。
先生が好きで選んだ曲、最初は「どうして私がやりたいって言っているBernsteinじゃなくてSowerbyのソナタなのか」と不満もありましたが、今はSowerbyのソナタ、大好きです。

さ〜て、あと2週間で演奏会です。
頑張ろう!

明日は練習できませんが、週末は頑張るぞ〜!

ECMの練習:Sowerby、ちょっとは進歩した。

今日は4時半から30分だけピアノ合わせ。

先週、大海原で溺れて死にそうだった第3楽章も今日はピアノと一緒に泳げました。1箇所だけ譜めくりの後で落ちる箇所あり…これはもうちょっと録音を聞いて勉強せねば。他の箇所は私が多少揺らいでも先生のピアノがちゃんと私を拾ってくれることがわかったので、安心して吹けました。

第4楽章は入りがね〜。先生にもうちょっとはっきり息を吸ってもらおうと思います。ザッツがわからない…ステージの上ではピアノともっと距離があるので、ここ大事かも…。来週は、もっとパキっと息吸って〜ってお願いしてみようと思います。他の入りは、録音を聞いてかなり勉強した甲斐があって、大丈夫です。確信をもってカウントできたし、ジタバタしないで入ってちゃんと吹けました。テンポの変化とかも、もうちょっと研究したいぞ。こちらも、もうちょっとです。

来週の月曜日はアメリカは祝日なのでECMはお休みなんですが、「来週は水曜日にリハをするけど、いい?」と聞かれたので、来週もリハをしてくれるらしい。
よかった〜、放置されないくて。

来週までにはもうちょっとマシになるように、練習、練習だ〜!

ECMの練習:Sowerby、第3楽章は海原を漂う

今日のピアノ合わせは第3楽章と第4楽章。

第3楽章は12月に初めてピアノ合わせをした時も感じたんですが、海原を漂っている木の葉のような気分。ピアノの音の波に溺れてしまいそう、そして、どこにもつかまる場所がない…。一体どうしたらいいのか?
" I cannot find any anchor."と先生に告白したら、「曲を壊さない程度のrubatoはOKだから。僕がちゃんと合わせてあげるから」と言われました。そりゃ〜そうだけどさ〜、本番でもこれじゃ不安でしようがないので、2度目の合わせでは自分の入りのきっかけになる音を見つけようと必死で努力しました。2回目の通しでは何となくわかったような気がします。溺れ死ぬかと思ったよ…。

第4楽章は速いところがやっぱり雑、雑、雑。テンポは今日の合奏以上には上げないという方針になったので(実はもうちょっとテンポが速い方が息は保つんだけれど)、ここから先は正確さを上げるためにもっと練習していかないと〜。

今日の発見…第4楽章には最後の最後にG.P. (ゲネラルパウゼ)があった!
そのようには記譜されていないんですが、最後の練習番号に入る前に1小節まるっと空白があって困惑していたら、先生が"There is a G.P. here." と言いました。そこで「そうだったのか〜。びっくりしたなぁ」って日本語で割と大声でつぶやいたら、"No one told you?"って先生に英語で返されました。英語と日本語なのに妙に噛み合った会話になって、爆笑。
先生は何のことやらわからなかったと思いますが…。これまでの経験から先生は「ちょっと待って」は日本語でもわかっているんじゃないかと思いますが、もしかしたらそれ以上に理解しているのかもしれません。

今日使ったリード、特に2枚目のリードは先生も気に入ったようです。「高音域はこのリードがいいね」と言っていましたから、次もこのリードで…と思いますが、きっとその前に死んでしまうと思うので同じようなリードをまた見つけておかねば…。

そんなこんなで、ピアノ合わせは楽しく終了しました。本番まではあと1カ月…頑張るぞ〜!

ECMの練習:Sowerby、楽しかった〜。

ECMのピアノ合わせでした。

チューニングした時点で「ぴったりじゃん!」と先生に褒められちゃった。ECMの先生、今日は褒めて伸ばす手段で行くようです。っていうか、日本で買った私のB♭管は多分442Hzに合うようになっているはずなのに、ほとんど抜かないで440Hzに合ってしまうってどういうこと?前はピッチがすご〜く高めだったんですよね。マウスピースを変えたせいなのか、最近は逆に低めになった気がします。

まずは第1楽章から。
追加でプログラムに入れてもらって大正解。ピアノもクラリネットもミステリアスな絡み合いがあって、大人の曲って感じです。「どうしてこの曲をしたいと思ったの?YouTubeでビデオ見つけたの?」と先生に聞かれましたが、散々探したものの、結局音源は全く見つからなかったんです。でも、クラリネットのパートを最初に練習した時から「これは好きな曲だ」ってわかりましたよ。途中に出てくるhurryingという指示も、駆け上がる3連符が頂点に辿り着くまでテンポをあげながら吹くんだということがわかりました。なるほどね。とにかく素敵な曲でした。

次は12月に半分までゆっくり合わせた第4楽章。今日は頭からノリノリのテンポで。
この曲は私の予想とは全然違いました。Sowerbyは壮大なオルガンの曲、宗教曲で有名なんですが、この第4楽章はどっちかというとJazzyな曲で、ピアノとクラリネットの絡みも軽妙な感じで、すごく楽しい曲でした。
「え〜、予想したのと違う!」と言ったら、先生が「それは、いい意味で?悪い意味で?」と聞いたので、「予想よりも楽しいっていう意味で」とお返事したら、「意味がわからないけど…」と首をかしげていました。
もっと土臭い垢抜けない曲だと思っていたんですよ〜。ははは。
第4楽章は途中転びつつも最後まで通せました。ほっ。

でも、ちょっと音が軽いから次は重めにしてね…と注文がつきました。私も途中からそう思っていましたよ〜、ピアノ合わせの前の個人練習に使っていたリードでそのまま吹いていたので、リードがへたっちゃったんです。このリードはもう引退させて、次回はもうちょっとコシのあるリードにしましょう。そういえば途中でスワブを通した時も「リード変えるの?」とか聞かれたんだわ。その時に「もうちょっと重めに」って言ってくれたらリードも変えましたのに…。

そんなこんなでSowerby、すっごく楽しかった!
クラリネットソナタの好きな曲は他にもあるのに…ってちょっと不満に思っていましたが、この曲はすご〜く色彩が豊かでピアノとの絡みもsophisticatedな感じで、楽しい!
こういう曲って、どちらかが曲の全体像が見えていないと絶対に合わないので(しかも、私が全体像がよく見えていることはまずないですから)、こうして先生のピアノで演奏できる機会に恵まれて幸せだなぁと思いました。
よっしゃ〜、これからもっともっと頑張ろう!