Reading Orchestraに復帰? …しません!!

レッスンのために地元の楽器店に行った際に、店舗エリアでReading Orchestra(初見オーケストラ)を主催している地元のバスーンの先生と、クラリネットの先生が雑談していたんです。このオケ、復帰した翌年に軽い気持ちで参加した「所属してるんだかしてないんだかわからないオケ」で、ECMに入った時に一旦脱退していたんです。

レッスンの始めにクラリネットの先生曰く:
Reading Orchestraは今クラリネット奏者がいないそうなんだけど、興味ある?

興味は少しあるんだけど、1回合奏して終わりっていうのは達成感がなく練習時間と努力の無駄な気がするので、それほど真剣には取り組みたくもない感じ…。
でも、誰もクラリネットがいないんじゃ大変だろうと仏心を出して、ついバスーンの先生にメールをしてしまいました。
「合奏前に準備できるように前もって曲を教えてくれるなら…」と。

数時間後、お返事が来ました。
BorodinのSymphony No.2の合奏が明日(日曜日、これを書いている時点では今日です)あるんだけれど、来てもらえる?

は〜?明日?
明日って、もう24時間ないじゃないっすか。
これまでで最短記録!!
でも、誰もいないよりはマシなのかと思って、行きますとお返事しました。

そもそもBorodinのSymphony No.2なんて聞いたこともないわよ〜。
慌ててパート譜をダウンロードして、音源を探して楽譜を見ながら聞いて…。
第3楽章のソロは大事そうだけど、それ以外は大抵tuttiで誰かと一緒に演奏しているのでざっくり練習することにして…。

練習しましたよ〜、2時間たっぷり。
4楽章を全般的に、そして第3楽章のソロは徹底的に。
そして練習が終わったところで携帯を見たら昨日メールをやり取りしたバスーンの先生からメールが来ていて(練習に夢中で、こんな時に限って練習の途中でメールをチェックしていなかったんだけれど)、「今朝連絡がついてクラリネットのメンバーが来られることになったので、今日はよかったら2ndを…。2ndはもう一人来ることになると思うけど。」ですと。
あのさ〜、昨日は誰も来ないから1st吹いてくれっていう話でしたよね?
今から2ndの楽譜をプリントして練習する気にはならないし、2ndはいてもいなくてもそんなに困らない曲だということは何度か聞いた感じでわかっているので、さっさと「では今日は参加しません」と返事をしました。

ふざけんな〜。時間返せ〜!!

もともとReading Orchestraは達成感のなさが好きじゃなかったから足が遠のいていたわけだし、こういうことがあると「2度と行くか!」って思うよね。クラリネットがいなくて困っているなら…とか思った私が馬鹿だった…。

今回超特急で練習してみて、以前よりも譜読みが速くなり、リズムや拍子の変化にもさくっと対応できることがわかりました。
2時間の練習であれだけできるんだったら、数回個人練習し、合奏練習すれば本番でも吹けちゃうと思います。
この騒動でプラスだったのはそれだけだな。

自分に向けてもう一度言います。
何か団体に所属したら、そこでの曲を優先的に練習してしまって、自分のための練習をしなくなる。
だから、今年は、少なくともこの1年は、もっと自分の上達、自分が演奏したい曲にフォーカスして行こうって決めたよね?
それを忘れてフラフラしないこと!
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練習の回数と効率(私の場合)

この頃練習できな日が続いていますが、思ったほど技術は落ちていません。
でも、こういう練習間隔だと練習の効率が悪いなぁと思いました。

毎日練習していると、次の練習の最初からピシッと音が鳴って、リードもちゃんと決まって、無駄なく練習できる感じ。
1日おきとかになると、次の練習の最初は何だかモヤモヤします。楽器が鳴るまで、リードが決まるまで、無駄な時間があるのよね。こういう練習間隔になっている時は忙しくてまとまった練習ができないことが多いのに、練習時間の全部が効率良く使えない感じで、イラっとします。

私の場合は短時間でも毎日練習するのが理想だな…これは大学時代よりも、当然のことながら復帰直後よりも上達した現状であってもそうなんだと思います。継続的な上昇カーブを保っていこうと思ったら、毎日吹かないとダメだなぁと思いました。

「下手にならなければいい」という程度の思いでは上達はしません。むしろ、部屋に置かれたコップの水が蒸発して、目に見えない量が少しずつ失われていくように、気がつかないうちに演奏技術は落ちていくのでは…?

仕事と生活のリズムを立て直して、ちゃんと練習するぞ〜!
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レッスンノートを作ってみた

レッスンでは先生は何かしら指摘なさるでしょうし、次の週までの課題の指示などもあるだろうと思って、レッスンノートを作ってみました。
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昔100均で買った(んだろう、記憶になし)ノートに、昨日のレッスンの分は私が作って先生にお渡しした「練習してレパートリーにして行きたい曲」のリストを貼りました。

大学時代には毎週レッスンがあり、その帰りに約50分丸ノ内線に揺られている間に、先生がおっしゃったことを思い出しながらメモするのが習慣でした。日本で一時帰国中に受けたレッスンについては帰りのバスと電車の中でiPhoneのメモに記録を残しました。

これ結構大事です。振り返りの作業を通じてレッスンが2倍楽しめます。
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レッスンを受けることになりました

大学のクラリネットの先生に先週の土曜日の朝にメールで問い合わせをしていたのですが、今日の夕方ようやくお返事をいただきました。来週からレッスンを受けられることになりました。初回は「お互いをよく知るために」顔合わせのようです。

同じ大学に勤めていて、ばったり出会うことも多いので、「やっぱり面倒だからやめる」と気軽にやめちゃうわけにはいきません。始めるからには、長いスパンで指導を受ける覚悟をしないと…。

「私はこういうことをしたいんだ」というのをきちんとお話しし、でも、「上達するにはこうしたほうがいい」というアドバイスにはちゃんと耳を傾けて、楽しく上達していけたらと思っています。

先生が言うことだけを聞いて「やだなぁ」と思いながら練習したり、「これぐらいできていればOKって言ってくれるだろう」と手を抜いたりしないで、自分が納得できる方向性を探っていきたいです。

車の修理が終わって戻って来たので、明日はちゃんと練習に行こう!
今週は車に翻弄され、今日は専門医のところで激痛が走る検査を受けたりもして、とにかくバタバタしています。予定通りに進んでいない仕事もcatch-upしなきゃいけないし…。身の回りの全てのことが軌道に乗ってスムーズに動き出すまでには時間がかかりそうですが、明日と明後日はちゃんと練習時間を作るぞ〜!!
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楽譜のリスト、引き出しの整理整頓

今日は練習前にオフィスにある所蔵楽譜のリストのアップデートをし、クラリネット関係の用具入れにしているキャビネットの引き出しを整理整頓しました。

楽譜は気に入った曲があると割と躊躇なく購入したり、図書館から借りてスキャンしたりしているので、ものすごい数になりました。エチュードやスケールを除き、コピーやスキャンしたものも除いて、きちんと購入したものだけで80曲を超えていました。うぉ〜、いつの間に…。そのうち練習したのは46曲。半分残ってる〜。
こうしてリストを作っておくことで、何を所有しているのか把握できて、二重に購入してしまうのを防げます。(まだ楽譜ではしたことがありませんが、日本語の本は持っていることを忘れて重複買いしたことあり…)
あ〜、将来職場を去る時に、一番荷物になるのは楽譜だ…。

用具入れの方はまだマシ…。
でも、無駄に増えてしまったリガチャーのコレクションなどをどうしたらいいのでしょう…。
捨てるのは惜しい、でも、多分一生使わないと思う。
古くなったマウスピースも然り…。

リードはだいぶ捨てましたが、一度試し吹きをしてダメだったぐらいでは捨てられません。おばちゃん、節約家ですから。
そんなこんなで物が増える一方です。
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いい演奏とイマイチな演奏

ECMの先生の引退に際してちょっとセンチメンタルな気分になり、2016年に演奏させていただいたMax Regerのクラリネット・ソナタを聴き比べてみました。この年はRegerの没後100年という記念すべきReger Yearで、演奏会はRegerの作品のみ。室内楽あり、声楽ありの盛りだくさんなプログラムで、私はソナタと、クラリネット五重奏曲を演奏しました。

今回iTunes StoreでRegerのクラリネット作品を集めた2つのアルバムを購入したのですが、どちらも30秒のpreviewを聞いてから買ったのに、片方はものすごく残念。もう片方はとても素晴らしい演奏でした。

いい演奏についてはあれこれ言う必要もないのですが、イマイチな演奏って何なのか…どこがダメなのかを考えてみました。

とにかく音の終わりの処理がダメ。
まな板に置いた食材をダンダンと包丁で垂直に叩き切ったのかという真っ直ぐな切り口。
音が切れる瞬間があまりにもぶっきらぼうなんです。
もちろん作曲家が敢えてそういう指示を書くこともあるでしょうが、休符の度にブチブチ音が切れるってどうよ?
休符の先へと続いているはずのフレーズが一々切れるので、音楽が流れていかない…。
この奏者はどっかの音大の先生なんですよね。学生の演奏を聞いていて、そういうことを注意しないのかなぁ…それとも自分の演奏だとわからないのかなぁ…。

ものすご〜く簡単な曲でも同じことで(むしろ音符の数が少ない方がバレやすい)、音の出だしと同じぐらい音の終わりも大事なんですよね。あ〜、$9.99返せ〜って思ったのでした。

教訓:そのアルバムに収録されている曲のpreviewは全部聞こう! その中にダメな演奏のカケラが見えているかもしれない…。
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Horovitzの音源、聴き比べ。

1週間ほど前から取り組んでいるHorovitzの『Sonatina』、以前から聞いている音源の他に、最近二つゲットしました。

1つ目の音源:
全体的に軽快なテンポがいいんだけれど、細かい指示を無視しているので一本調子に聞こえる。クレッシェンドでいちいち息漏れをするので、その音が気になる…。

2つ目の音源:
テンポの指示を忠実に守っているので、演奏の参考になる。でも、録音機器の問題なのか、クラリネットの音が薄い…ピアノに至っては安物の電子ピアノか?っていうぐらい音に深みがないのと、クラリネットとピアノのアンサンブルがイマイチ。

3つ目の音源:
クラリネットの音はこれが一番好き。ゆったりとしたテンポで丁寧な演奏。でも、Jazzyな色彩に欠けているというか、ほとんどクラシックのノリ。

ふ〜む。
これっていう決定版がない…。
3つの音源の良い点、悪い点を参考にして、自分の演奏を充実させようと思います。
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『蜜蜂と遠雷』、読了。

恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読了しました。

FBでつながっている、高校時代の吹奏楽仲間が紹介してくれたのですが、大学の図書館にあったので夏休みの始めに借りてあったのです。読み始めたら夢中になってしまって、3日くらいで読み終わりました。
コンテスタントが演奏している様子がとても鮮明に描かれていて、コンクール会場のホールの熱気、コンテスタントの息遣い、ホールに響いているであろうピアノの音まで感じることのできる素晴らしい作品でした。

その中で、とても強く印象に残っている部分が二箇所。
亜夜が塵の3次予選の演奏を聞きながら舞台の袖で塵と対話をする場面:
「僕はピアノ好きだよ」
「どのぐらい?」
「世界中にたった一人しかいなくても、野原にピアノが転がっていたら、いつまでも弾き続けていたいくらい好きだなあ」
    (中略)
「聴く人がいなくても音楽家と呼べるのかしら」
「わからない。だけど、音楽は本能だもの。鳥は世界に一羽だけだとしても歌うでしょう。それと同じじゃない?」

マサルの本選の演奏前の場面:
今僕は、世界に点在している音楽のかけらを集め、僕の体の中で結晶化させているのだ。僕の中に音楽が満ちて、僕というフィルターを通して、これから僕の音楽として再び世界に出ていくのだ。
僕が音楽を生み出しているのではない。僕という存在が媒介して、すでにそこにある音楽を世界に返すだけなのだ。


特に、「世界にたった一人しかいなくても…」という部分、私も誰も聴く人がいなくてもクラリネットを吹き続けていたいと思っているので、胸にすっと入って来ました。

「鳥は世界に一羽だけだとしても歌うでしょう」というところは、去年の夏に練習していた『Quatuor pour la fin du temps(Quartet for the End of Time) 』の第3楽章で、鳥のモチーフが「永遠の象徴」として使われていたことを思い出しました。人間が築いた世界の何もかもが虚ろい消えてしまったとしても、(神が作り出した自然の象徴、神の普遍性の象徴としての)鳥は永遠に歌を歌い続ける…。

本当に音楽は素晴らしい…作曲家や演奏家という一人の人間の人生、ある時代に生きた人々の生涯、そういう限られたものを全て超越するeternityが音楽には内在しているのです。

素晴らしい作品でした。秋には映画化もされるそうです…でも映画は見たくないなぁ。
私の中にある主人公たち、主人公が奏でる音楽を越えるものは、2時間程度の枠や興行収入などなど色々な条件に縛られる映画では表すことができないと思うので…。
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Jazzブーム再来か!?

今練習しているHorovitzの『Sonatina』。
持っている音源にちょっと不満があったので、iTunes Storeを探してJaren Hinckleyが演奏した『Jazz-Influenced Classical Works for Clarinet』というアルバムを購入しました。

中にはHorovitzの曲以外にもAlec Templetonの『Pocket-size Sonata』の1番、2番などなど、私好みのJazzyな曲が満載。
Alec Templetonはどちらも楽譜を持っているし、なんかこのままJazzyな方向に突っ走ってしまいそうな気配…。

クラリネットに復帰する前は、ニューヨークやニューオリンズにJazzを聞きに行っちゃうほどJazzが好きだった時代があるので、当然といえば当然か…。どの曲をいつまでに仕上げなきゃ…という締め切りがあるわけじゃなし、好きな曲を練習するのもいいかもしれません。でも、適当に吹いて終わりにするんじゃなくて、レパートリーにできるところまではきっちり仕上げたいと思っています。

さて、持っていたHorovitzの音源の不満の第一番は息漏れ。
クレッシェンドで息を入れていくと必ず息漏れの音が聞こえてくるんですよね〜。気持ちはわかるけど、残念。

そしてテンポの変化。
特に第3楽章は軽快と言えばそうなんだけれど、割と一本調子に速いテンポで演奏してる感じ。
楽譜にはテンポの変化を伴う指示が結構たくさん書かれているんだけれど、それが全く反映されていないなぁと思って…。

今回買った音源ではどちらも解消されていて、今後はこれを聞き込んでいこうと思います。
昨日iTune Gift Cardを15%オフで買って課金しておいたのが早速役に立ちました。めでたし、めでたし。


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それって必要なの?

最近読んだクラリネット奏者の投稿に「普段から息を長く吐く練習をする」って言うのがあったんですが、それって必要なの?
肺活量が増えるように訓練するとか、腹筋を鍛えるとか、クラリネットの演奏技術向上とは関係ないと思うんだけど…。

空気が入るのは肺であってお腹に空気が入る人なんていませんよ。胃や腸にガスが溜まっててもそれで楽器は吹けないでしょ?
肺に空気を入れやすいように姿勢に気をつける(極度に猫背にならない)ことは必要だと思いますし、立奏している時に体を支えられるだけの筋力は必要だと思いますが、腹筋だけせっせと鍛えるのは無駄~。楽器演奏の際の呼吸は、肺に目一杯入れた空気をギリギリまで全部吐き出すのとは違っていて、むしろフレーズに合わせてこまめに自然に息継ぎできるようになる方が大事だと思うけどなぁ。

世の中にはいかに理にかなわない情報が溢れていることか…。
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