楽譜のリスト、引き出しの整理整頓

今日は練習前にオフィスにある所蔵楽譜のリストのアップデートをし、クラリネット関係の用具入れにしているキャビネットの引き出しを整理整頓しました。

楽譜は気に入った曲があると割と躊躇なく購入したり、図書館から借りてスキャンしたりしているので、ものすごい数になりました。エチュードやスケールを除き、コピーやスキャンしたものも除いて、きちんと購入したものだけで80曲を超えていました。うぉ〜、いつの間に…。そのうち練習したのは46曲。半分残ってる〜。
こうしてリストを作っておくことで、何を所有しているのか把握できて、二重に購入してしまうのを防げます。(まだ楽譜ではしたことがありませんが、日本語の本は持っていることを忘れて重複買いしたことあり…)
あ〜、将来職場を去る時に、一番荷物になるのは楽譜だ…。

用具入れの方はまだマシ…。
でも、無駄に増えてしまったリガチャーのコレクションなどをどうしたらいいのでしょう…。
捨てるのは惜しい、でも、多分一生使わないと思う。
古くなったマウスピースも然り…。

リードはだいぶ捨てましたが、一度試し吹きをしてダメだったぐらいでは捨てられません。おばちゃん、節約家ですから。
そんなこんなで物が増える一方です。
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いい演奏とイマイチな演奏

ECMの先生の引退に際してちょっとセンチメンタルな気分になり、2016年に演奏させていただいたMax Regerのクラリネット・ソナタを聴き比べてみました。この年はRegerの没後100年という記念すべきReger Yearで、演奏会はRegerの作品のみ。室内楽あり、声楽ありの盛りだくさんなプログラムで、私はソナタと、クラリネット五重奏曲を演奏しました。

今回iTunes StoreでRegerのクラリネット作品を集めた2つのアルバムを購入したのですが、どちらも30秒のpreviewを聞いてから買ったのに、片方はものすごく残念。もう片方はとても素晴らしい演奏でした。

いい演奏についてはあれこれ言う必要もないのですが、イマイチな演奏って何なのか…どこがダメなのかを考えてみました。

とにかく音の終わりの処理がダメ。
まな板に置いた食材をダンダンと包丁で垂直に叩き切ったのかという真っ直ぐな切り口。
音が切れる瞬間があまりにもぶっきらぼうなんです。
もちろん作曲家が敢えてそういう指示を書くこともあるでしょうが、休符の度にブチブチ音が切れるってどうよ?
休符の先へと続いているはずのフレーズが一々切れるので、音楽が流れていかない…。
この奏者はどっかの音大の先生なんですよね。学生の演奏を聞いていて、そういうことを注意しないのかなぁ…それとも自分の演奏だとわからないのかなぁ…。

ものすご〜く簡単な曲でも同じことで(むしろ音符の数が少ない方がバレやすい)、音の出だしと同じぐらい音の終わりも大事なんですよね。あ〜、$9.99返せ〜って思ったのでした。

教訓:そのアルバムに収録されている曲のpreviewは全部聞こう! その中にダメな演奏のカケラが見えているかもしれない…。
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Horovitzの音源、聴き比べ。

1週間ほど前から取り組んでいるHorovitzの『Sonatina』、以前から聞いている音源の他に、最近二つゲットしました。

1つ目の音源:
全体的に軽快なテンポがいいんだけれど、細かい指示を無視しているので一本調子に聞こえる。クレッシェンドでいちいち息漏れをするので、その音が気になる…。

2つ目の音源:
テンポの指示を忠実に守っているので、演奏の参考になる。でも、録音機器の問題なのか、クラリネットの音が薄い…ピアノに至っては安物の電子ピアノか?っていうぐらい音に深みがないのと、クラリネットとピアノのアンサンブルがイマイチ。

3つ目の音源:
クラリネットの音はこれが一番好き。ゆったりとしたテンポで丁寧な演奏。でも、Jazzyな色彩に欠けているというか、ほとんどクラシックのノリ。

ふ〜む。
これっていう決定版がない…。
3つの音源の良い点、悪い点を参考にして、自分の演奏を充実させようと思います。
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『蜜蜂と遠雷』、読了。

恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読了しました。

FBでつながっている、高校時代の吹奏楽仲間が紹介してくれたのですが、大学の図書館にあったので夏休みの始めに借りてあったのです。読み始めたら夢中になってしまって、3日くらいで読み終わりました。
コンテスタントが演奏している様子がとても鮮明に描かれていて、コンクール会場のホールの熱気、コンテスタントの息遣い、ホールに響いているであろうピアノの音まで感じることのできる素晴らしい作品でした。

その中で、とても強く印象に残っている部分が二箇所。
亜夜が塵の3次予選の演奏を聞きながら舞台の袖で塵と対話をする場面:
「僕はピアノ好きだよ」
「どのぐらい?」
「世界中にたった一人しかいなくても、野原にピアノが転がっていたら、いつまでも弾き続けていたいくらい好きだなあ」
    (中略)
「聴く人がいなくても音楽家と呼べるのかしら」
「わからない。だけど、音楽は本能だもの。鳥は世界に一羽だけだとしても歌うでしょう。それと同じじゃない?」

マサルの本選の演奏前の場面:
今僕は、世界に点在している音楽のかけらを集め、僕の体の中で結晶化させているのだ。僕の中に音楽が満ちて、僕というフィルターを通して、これから僕の音楽として再び世界に出ていくのだ。
僕が音楽を生み出しているのではない。僕という存在が媒介して、すでにそこにある音楽を世界に返すだけなのだ。


特に、「世界にたった一人しかいなくても…」という部分、私も誰も聴く人がいなくてもクラリネットを吹き続けていたいと思っているので、胸にすっと入って来ました。

「鳥は世界に一羽だけだとしても歌うでしょう」というところは、去年の夏に練習していた『Quatuor pour la fin du temps(Quartet for the End of Time) 』の第3楽章で、鳥のモチーフが「永遠の象徴」として使われていたことを思い出しました。人間が築いた世界の何もかもが虚ろい消えてしまったとしても、(神が作り出した自然の象徴、神の普遍性の象徴としての)鳥は永遠に歌を歌い続ける…。

本当に音楽は素晴らしい…作曲家や演奏家という一人の人間の人生、ある時代に生きた人々の生涯、そういう限られたものを全て超越するeternityが音楽には内在しているのです。

素晴らしい作品でした。秋には映画化もされるそうです…でも映画は見たくないなぁ。
私の中にある主人公たち、主人公が奏でる音楽を越えるものは、2時間程度の枠や興行収入などなど色々な条件に縛られる映画では表すことができないと思うので…。
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Jazzブーム再来か!?

今練習しているHorovitzの『Sonatina』。
持っている音源にちょっと不満があったので、iTunes Storeを探してJaren Hinckleyが演奏した『Jazz-Influenced Classical Works for Clarinet』というアルバムを購入しました。

中にはHorovitzの曲以外にもAlec Templetonの『Pocket-size Sonata』の1番、2番などなど、私好みのJazzyな曲が満載。
Alec Templetonはどちらも楽譜を持っているし、なんかこのままJazzyな方向に突っ走ってしまいそうな気配…。

クラリネットに復帰する前は、ニューヨークやニューオリンズにJazzを聞きに行っちゃうほどJazzが好きだった時代があるので、当然といえば当然か…。どの曲をいつまでに仕上げなきゃ…という締め切りがあるわけじゃなし、好きな曲を練習するのもいいかもしれません。でも、適当に吹いて終わりにするんじゃなくて、レパートリーにできるところまではきっちり仕上げたいと思っています。

さて、持っていたHorovitzの音源の不満の第一番は息漏れ。
クレッシェンドで息を入れていくと必ず息漏れの音が聞こえてくるんですよね〜。気持ちはわかるけど、残念。

そしてテンポの変化。
特に第3楽章は軽快と言えばそうなんだけれど、割と一本調子に速いテンポで演奏してる感じ。
楽譜にはテンポの変化を伴う指示が結構たくさん書かれているんだけれど、それが全く反映されていないなぁと思って…。

今回買った音源ではどちらも解消されていて、今後はこれを聞き込んでいこうと思います。
昨日iTune Gift Cardを15%オフで買って課金しておいたのが早速役に立ちました。めでたし、めでたし。


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それって必要なの?

最近読んだクラリネット奏者の投稿に「普段から息を長く吐く練習をする」って言うのがあったんですが、それって必要なの?
肺活量が増えるように訓練するとか、腹筋を鍛えるとか、クラリネットの演奏技術向上とは関係ないと思うんだけど…。

空気が入るのは肺であってお腹に空気が入る人なんていませんよ。胃や腸にガスが溜まっててもそれで楽器は吹けないでしょ?
肺に空気を入れやすいように姿勢に気をつける(極度に猫背にならない)ことは必要だと思いますし、立奏している時に体を支えられるだけの筋力は必要だと思いますが、腹筋だけせっせと鍛えるのは無駄~。楽器演奏の際の呼吸は、肺に目一杯入れた空気をギリギリまで全部吐き出すのとは違っていて、むしろフレーズに合わせてこまめに自然に息継ぎできるようになる方が大事だと思うけどなぁ。

世の中にはいかに理にかなわない情報が溢れていることか…。
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アルバム買っちゃった〜。

昨日ちょっとお楽しみで吹いてみたReadeの『Suite from the Victorian Kitchen Garden』。
以前探した時にはYouTubeではピアノ伴奏版のいい音源が見つからなかったんですよね〜。
この曲集の中の曲がアメリカの(?)グレードテストの(?)曲になっているらしく(?? このグレード制度が私にはわからないので、全体的に?マーク)、子供が雑に演奏した音源ばかり出て来てうんざりしたので、今回は「ちゃんと買おう」と決意して見つけたのが、Michael Collinsの"The Lyrical Clarinet"というアルバムです。
音が結構好きだったのと、曲も好みだったので、iTunes StoreでVol. 1とVol. 2をまとめて買っちゃいました。
アルバムのタイトル通り、しっとり歌い上げる曲が多くて、うっとりです。

こちらアメリカのAmazonのページなんですが、アメリカ以外の国からでもサンプルは聞けるのでしょうか?
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水中ウォーキングと肩甲骨と指の動き

8月に入ってから(正確には7月31日から)ジムに再入会しました。
2017年の秋からアキレス腱付着部炎を何度も繰り返してしまって、ジムに行ってもそれほど運動ができなかったため(そもそも歩くのもままならない時にはジムに行く気力はない…)今年の1月末にジムを退会したのですが、半年経って「もう大丈夫かな」と思えたのと、体が重くなって「そろそろ何か運動しないとヤバイかも…」と思ったので、思い切って復帰したのです。

好きな運動メニューは水中ウォーキング。
2017年に関節リウマチの症状が始まった時にも、水中だと炎症があって痛い関節が比較的楽に動かせることに気がつき、水中ウォーキングだけはしていました。
今も毎日水中ウォーキング。
関節に負担がかからないのと、水圧で適度な負荷があるところが気に入っています。

ゴジラ、東京湾上陸…をイメージして、水中ではできるだけ大きく手足を動かしているのですが、特に腕を大きく前後に動かしたり、体の周りで円を描くように動かしたりして、肩甲骨の辺りを動かすと、肩や腕、ひいては指の動きが柔軟になることに気がつきました。

関節リウマチで握力が落ちてから「指の力を抜く」が自然にできるようになったのですが、水中ウォーキングで肩甲骨周りをほぐしてやると、一層効果があるようです。

健康な人でも全身運動を取り入れて関節をほぐしてやるのは楽器の演奏にもいい効果があると思います。
何より気分転換になりますしね。

水中ウォーキング中はiPod shuffle(防水加工品)で延々と好きな曲を聞いているのですが、青い空と水、かすかな水音以外には音楽だけ…そういう空間にいると心もほぐれていく気がします。
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7月29日:練習に行ったらボヤ騒ぎ?

昨日の午後はオフィスのペーパーシュレッダーの紙詰まりを直すことから始まって、シュレッダーを分解して中をきれいにして元に戻す…というような作業を根を詰めてしていました。そしたら指先の筋肉と関節が疲労…疲れて指が痙攣するほどだったので練習はお休みしました。無理しちゃいかん、リウマチ患者。

で、今さっき練習に行ったら、地下に降りるなりECMの先生が慌ててオフィスから出て来て、
Are you burning somthing?ですと…。
私が音楽科の練習棟で何を燃やすって言うんでしょう。そのアホな質問は一体どこから来たの??

でも地下の廊下には確かに何かが焦げているような匂い(どっちかというとBBQっぽいいい匂い)が漂っていました。先生がその場で911に電話したもんだから警官、消防車、救急車がかけつけて、練習室は使用不可になり、戻って来たわけです。

やれやれ〜、タイミング悪すぎ!
でも、一人で練習している時にボヤ騒ぎに巻き込まれたりしたんじゃなくて運が良かったと思うことにしましょう。

このまま30分ぐらい待っていたら立ち入り禁止が解けるかなぁ。
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settingって食べ物の好みのようなもの。

SNSのクラリネットコミュニティーに属していますが、時々「〇〇のマウスピースを使ったことありますか」とか「オススメのリガチャーは何ですか」みたいな質問があったりします。

setting、私もよく迷います。
マウスピースはしばらく前にblack diamondを試した時に、B40が自分には一番合っているということを実感しましたが、リード、リガチャー、マウスピースパッチ、サムレスト…(さすがに楽器を買い換えようという大それた発想にはなりませんが…)手がとどく値段で変化をつけられる小物なら「試してみようかな」とよく思います。
大抵の場合、「迷っている=今、何かしら問題点がある」ということで、藁にもすがる思いで、あるいは「settingさえ変えれば解決するんじゃないか」という安易な思いで、なにか新しい物に手を出し、さらに迷走するわけです。

他の人もそうなんだなぁ…って安心する反面、settingなんて食べ物の好みと一緒で、「自分で味わってみないと、自分の好みかどうかはわからん」と言いたいです。

他人が美味しいと絶賛していても自分には「そうかな、普通じゃん」ってものもあるし、その逆も然り…。
だから、SNSで他の人の感想を聞いたところで、100% negariveだったり、100% positiveだったりすることはないわけで、自分で試す以外はないよね〜って思います。

私はもう十分いろんな物を試して来ましたが、でも、きっとまた試しちゃうだろうなぁ。
多分次はリガチャーだな〜。でも、オンラインショップで買った激安のリガチャーでも「これいいかも!」と感じる出会いはあるわけで、高ければ高いほどいいってわけでもないし、鳴ればいいってもんでもない…。

そんなことを思う今日この頃でした。
今は落ち着いて淡々と練習しようと思います。今はそれが必要な時期です。

あ、でも今使ってるB40のtipが磨耗しているのは知っているので、夏休みの間に試奏しに行かないと…。

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