リズムの勉強法

いつも読ませてもらっているクラリネットの先生のブログで「譜読みについて」の記事があったので、私のリズムの譜読み方法についてコメントしました。そうしたら、それをブログの本文でも紹介していただいたので、「ほ〜、私の自己流リズム勉強法も、あながち間違いではなかった」ことがわかり安心しました。せっかくなので、自分のブログにも残しておくことにします。

<自分が書いたことなんですが、先生のブログからの引用>
こんにちは。 私も譜読みは苦手でした。
今でも楽譜を見ただけでは、その曲が頭に流れては来ません。(そうなったら選曲をする時に楽でいいなぁとは思いますが…)
でも、下の方法でリズムだけは読めるようになりました。

1. 最初は音の高さは無視して、音の長さだけを声に出して歌います。その際に 休符も「ん」とか「つ」とか声に出して必ず歌います。

2. タイがついた音はタイを外した状態で歌ってから、その音を繋げた長さでもう一度歌ってみます。

3. 付点がある音符は細かい単位に分けて(例えば付点四分音符なら八分音符が3つ分なので、八分音符が1単位)、分けた状態で歌ってから繋いだ長さで歌います。

4. 3拍子なら三角形の三辺を図形としてイメージして、その辺をなぞるように指を動かしながら歌います。

こんな感じでゆっくりリズムだけを把握してから、楽器を持って音を出していきます。楽器を吹いている時も、休符のところは声に出したり頭の中で「ん」と言ったりしています。
以上、私のリズムの勉強法でした。
現代曲は特にリズムが難しいので、これでなんとか乗り切っています。
<引用終わり>


これに付け加えることとしては、5連符、7連符、9連符などの奇数の連符について。
高校の時の吹奏楽部の顧問の先生が、「5連符を均等に吹くには、5つの音がある単語をイメージするんだよ。たとえば"いけぶくろ"とか…」とおっしゃったので、私の中では5連符はいつも"いけぶくろ"です。
で、7連符は"きたいけぶくろ"、9連符は"いけぶくろにしぐち"が定番になっています。
自分が好きな単語でいいと思うのですが、単語を選ぶ時には、長母音、促音(小さい"つ")を含まない単語の方がいいです。これらの音は1拍分の長さがあると言われていますが、厳密には他の音とは長さが同じにならないことが多いので…。

そして、自分の名誉のために書いておこう!
毎回このリズムの勉強法を使っているわけではありませんよ〜。経験値が働いて、初見でさらっと吹けるものもあります。
リズムが込み入っていて、いきなり吹いたらぐちゃぐちゃになる時だけ、こうして地道にリズムを把握してから吹きます。
音源を聞くこともありますが、音源の演奏者が正確にリズムを把握しているわけではなく、把握していたとしても吹き方の癖があったりするのでね〜。自分でリズムが把握できていないのに音源で聞いた通りに吹こうとするだけでは結局適当になってしまいます。
音源はレシピ本の「盛り付け例」みたいなもので、それを何度見ていても料理は出来上がらないし、料理の腕は上がりません。料理の手順(自分で譜読みをし、練習する)を繰り返さないと演奏は上達しないと考えています。
何度もやっていくうちにレシピを見なくても作れるようになるし、ちょちょいのちょいっと作れるようになる…料理も譜読みもそういうもんです(って信じて頑張ります)。

個人練習の仕上げの秘密兵器

演奏会の前にもっと合奏練習したいなぁ…とか、もっとピアノ伴奏と合わせたいなぁ…と思っても、思う存分そんなことってできませんよね。
他のメンバーの都合やら他の演目の都合で限られた時間でしか合わせができない…そんな時に、こんな練習をしています。

バーチャル合奏〜!

何のことはない、音源を聴きながら自分のパートを吹くんですが、それだとテンポ感が自分たちの演奏とは違いすぎて、いざ合奏する時にあまり役に立たなかったりします。
そこでおばちゃんは考えた!
すでにある音源の演奏を、自分たちの演奏に近いテンポ、テンポの変化に変えちゃえばいいじゃん!

使っているのはAudacityというフリーのソフトで、私は仕事で学生の発話を録音したり試験の聴解問題の音源を録音、編集するのによくこれを利用しています。何が便利って、フリーのソフトなのにテンポの変更が割と細かくできること。指定した範囲だけテンポを変更したりするのも楽々です。しかも、テンポを変えてもピッチは変わらないので、妙なことにならないし…。(私はパソコンで作業した方が速いのでAudacityをお勧めしますが、パソコンなしでも使える似たようなアプリもあると思います。)

手順としては、iTunesに入っている音源をdesktopにコピーし、Audacityで開けてテンポを好きなように変更し、それをmp3に書き出す。
書き出したファイルはiTunesに戻してiPhone/iPodに取り込んでもいいし、Dropboxなどのクラウドに入れて練習の時にそれを再生してもいいし…(私は練習室に大学のWiFiがあってモバイル通信を使わずに再生できるので、Dropbox派です)

バーチャルで合奏すると、他のパートの動きを意識しながら自分のパートが吹けるので迷子が減るし、自分が無意識に遅くなったり走ったりする部分(自分の癖? )がわかるので、とてもいい練習になります。

個人練習の仕上げに、合奏回数が少なくて不安な時にオススメの練習方法です。

リードを一箱開けてみた

あと1カ月で新年度が始まるので、新学期用に…と思って、リードを一箱開けてみました。

人によって方法はいろいろあるようですが、私の場合:
   1. 個別包装を開けて、全部のリードをプラスチックのケースから出す。
   2. ヨーグルトカップに入れた水に、リードを浮かべる。
   3. 水が満遍なくしみるように時々上下を返しつつ、4、5分待つ。(←お料理っぽい)
     キッチンでしているので、その間食器を洗ったりして時間を潰す。
   4. リードを水から出して、水をしごくようにしてペーパータオルの上に並べる。
   5. ペーパータオルで水を取り、ケースに入れて完全に乾かす。
   6. 翌々日に2〜5を繰り返す。さらに翌々日にもう一度2〜5を繰り返す。
    (=合計3回水につけて、乾かす)

こんな工程を経てから練習に持って行きます。
最初は1枚ずつ、半音階、スケール(レガート、スタッカート)、スロートの抜け具合の確認をして、硬さをチェックして番号を振ります。
次回からは、少しずつ練習で使いながら、硬すぎるリードをリード活性化スティックでゴシゴシして使えるかどうかチェックしたり、柔らかすぎるリードの先端をトリマーでカットしたりする作業をします。いい具合に鳴るようになったら、マウスピースとリガチャーの位置を油性ペンでマークします。これをしておくと、次に使う時にどこに合わせたらいいのか悩まずにすみます。

こんな風に手間をかけて調整しているのに、リードは消耗品なのでこの工程は永遠に繰り返されるわけで、面倒だなぁと思います。練習中にこれというリードがなくて「クラリネットがリード楽器でなければ、こんな苦労はしなかったのに…」と声に出して呟いていることも多いです。だからレジェールのリードも何種類か試したんですが、やっぱり天然物には敵いませんでした。

今回の一箱が当たりでありますように…。
大学時代に、まだリードが個別包装されてなくて、プラスチックの四角いケースから取り出してそのまま吹いていた頃にも同じことを祈っていました。結局のところ手間をかけても手間をかけなくても同じなんじゃないの?(←身も蓋もない…)

一箱開けちゃったのでまたリードを注文しなきゃ…。(いつも家に二箱以上はストックがあるようにしています)

Silverstein Alta Reedsの感想 その2

前回は3番のリードをお試しで1枚購入し、「私にはちょっと硬すぎるかも…」と思ったのですが、懲りもせずに2.5+のリードも1枚買ってみました。

2.5+は柔らかすぎ〜。

なんとなく予想はしていましたけどね。
リードそのものの感じはいいんですが、硬さが合わない…。

2.5+のリードは先っちょをカットし、3のリードはちょっと削って使うことにします。
丁度中間の硬さがあったら、それはきっと私の好みにドンピシャりなんだと思うのですが、残念…。


Silverstein Alta Reedsの感想

先日、お試しに1枚だけ購入してみたSilverstein Alta Reedが届いたので、さっそく練習で吹いてみました。
買ったのは3番。
unfiledでリードの先端のカーブも56 Rue Lepicとほとんど変わらない感じ。
サイトにあるリードの硬さの対応表だと、3番は私には丁度いいかちょっと柔らかめになるはずだったのですが、結構ごつい吹き心地でした。
まとまりがあって力強い鳴りがして、嫌な音ではないのですが、高音域が吹きにくい…これはいつものリードよりも硬めだからだと思います。
今練習している曲は高音域が楽に鳴ってくれないとどうしようもないので、このリードは夏休みの暇な時にでもまた吹いてみようと思います。(でも、夏休みに練習する予定の曲も高音域が結構重要なんですよね…出番はあるのかな、このリード)

光に透かしてみた感じでは繊維も割ときれいに揃っていて、硬さがぴったり合う人にはいいのかもしれません。

Silverstein Alta Reeds

変わった形のリガチャーで有名なSilversteinがリードの販売を始めたようです。

有機栽培したケーンを使って、1枚1枚検品してから出荷しているらしいので、きっと品質管理が行き届いているんだろうなぁと思って、お試しに1枚(!)買ってみました。$5なので、もし自分に合わなくても、ま、いいか〜って感じ。

新しいもの好きの私としては、ちょっとワクワクしています。

高音域の習得のために

大学時代には上第3間のファよりも高い音は必要ないんだと信じていた私ですが、復帰後はそれよりも上の音が必要な曲をもらうことが増え、最近では上第6間のドまで普通に出せるようになりました。

高音域の習得のために役に立ったのは…

1) 運指表
私の大学時代にはそもそもインターネットがありませんでしたが(!!)、今は役に立つ情報がすぐにネットで見つかるんですもんね〜。長生きするもんです。この運指表は最強です。高音域の運指にこんなにバリエーションがあるとは思いませんでしたが、バリエーションがあることで救われることも多いです。

2) アイヒラーのスケール
大学時代のレッスンでは、無理をせずに適当な地点で折り返していいことになっていましたが、復帰後は書かれている通りに練習したことがよかったです。
いちいち運指を調べなくても高音が吹けるようになるには、スケールやアルペジオで使っていくしかないです。最初は自分にとって一番やりやすい運指でいいと思いますが、それで音が出たら大抵の場合は他の運指でも音が出せるようになりますから、あとは曲のニーズに合わせて使い分けたらいいと思います。

3) アンブシュアは柔軟なものなんだという新たな考え方
アンブシュアを柔軟にすることで倍音を出しやすくなりました。よく高音域になると「もっと口を締めて」という指導をする先生がいますが、高音域だからって口をガチガチに締めてしまってはリードが振動しませんからね〜。柔軟な状態を保った方がいいと思います。

4) 息の圧力を高める
「口を締める」んじゃなくて、口の中の舌の位置を上げることで息の圧力を高めることが必要なんだということを、先日参加した「どっちかというと残念なmasterclass」で学びました。ホースで水を撒く時に、ホースをキュッと押さえると水圧が高まって水が勢い良く出ますが、クラリネットを吹く場合には口を締めるんじゃなくて口の中の舌の位置を上げることで息の圧力を高めることができます。口を締めたらリードが振動しなくなり、かえって音が出にくくなります。

5) Carbonareの教則本
この教則本、すばらしいです。異なる音域の間を滑らかにつなげていくための練習がたくさんあるので、息やアンブシュアも含めて高音域の音をきれいに出すためのいい練習になります。結構お高い教則本でしたが、とても勉強になります。

6) 曲の中で使う
モチベーションを上げるにはこれが一番かも…。その音が出なかったら曲が演奏できないと思ったら必死に練習しますし、必然的に音色や音程にも気を配るようになりますから。「高音があって嫌だなぁ」と思っても、好きな曲なら選んでチャレンジしちゃった方が勉強になります。

7) しつこく練習する
高音域の練習は聞き苦しくて吹いている自分がウンザリすることも多いですが、諦めないで練習し続けるってことですかね。毎日吹いていれば苦にならなくなりますし、聞き苦しさも軽減されます。


…という様々な要素の組み合わせで、私は高音域を克服できました。

他の特殊奏法も「諦めないで練習したら、できるようになるよ〜」と思って、現時点はまだできないflutter tonguingとquarter tonesがある曲をすでに選んであります。先生に「自分を追い込んだらモチベーションが上がって習得できるかなぁと思って」と言ったら一瞬呆れ顔をされましたが、きっとできるようになってやるぅ。

リードの管理

選抜したリードにはこんな風にマークをつけています。

向かって右側の線はマウスピースの切り込みの位置、左側の線はリガチャーの上端の位置、点はリガチャーの中央位置です。(私のリガチャーは正締めなので、リガチャーの隙間がリード側にあるのです) こうしておくと、1枚1枚のリードの取り付け位置の微妙な違いがわかって便利です。

日付は、「このリードで、”いいな”という感触があり、まとまった練習ができた日」です。同じリードを連続して使わないようにするために、また、個人練習よりは大事な場面(合奏など)で吹きやすいリードをすぐに選ぶために書いています。

リードの管理のために、極細のペン先の油性マーカーを練習道具に入れてあります。


それにしても、高音域の練習をするとリードのへたりが早いです。
もう一箱開けるべき?
5月末の演奏会のためにリードを育てるならもうそろそろ作業を始めないと…。

健身球/Health Ball/Baoding Balls

おそらく50代で手指の関節に腫れや痛みが出ている人には役に立つ情報だと思います。
楽器を演奏しない人でも手指が思うように動かないというのは辛いものです。
私も毎日大量にグルコサミンを飲んだりしていますが、なかなかね〜。

手指の柔軟性というか可動性を保つために何かしなければ…と、思いついたのは「胡桃回し」。2個の胡桃を指を使ってクルクル回すあれです。
ゴルフボールで代用すればいいのかな?と思ったんですが、私は手が小さいのでゴルフボールを片手で2個一度に持つのは至難の技。
じゃあ、やっぱり胡桃かな…近所の、ナッツなどを量り売りしている自然派のスーパーなら、殻付きの胡桃も売っているかしら…と思ったら、季節外れなのか見当たらず。
仕方なくその隣の手芸洋品店で木工の材料としてい売っていた木製のボールを買ってみました。直径は1.5インチで10個入り、$4.50(の40%オフで税込$2.77)で買えました。
よしよし。
balls.jpg

私が買ったのは木工細工の材料ですが、ちゃんとしたものは健身球/Health Ball/Baoding Ballsという名前のようです。
このボール、全部で10個あるので家にもオフィスにも置いておいて、地道にリハビリをしていこうと思います。

グルコサミンのサプリ効いてます。

これは私のような50代の女性の奏者に役立つ情報かもしれません。
いや、楽器を演奏しなくても日々の動作に困っている人向けかも?
加齢とともに女性は特に手指の関節痛が起こることが多いらしいです。
指の関節の周りがゴツゴツっと腫れた感じになったり、腱鞘炎のような手首の痛みが出たり…。痛み止めを飲んでも痛みが全然引かなかったり…。

今年になってから楽器の重さを支えているわけでもない左手首、指の関節の痛みが酷くなってきたのはきっとこれなんですね。
指が曲がらない、指が伸ばせない、ちょっとした動作でズキズキ痛む…。
このまま楽器が吹けなくなっちゃうのかな…そんな不安で頭の中が一杯になりました。
痛み止めでいつまでごまかせるのか?

風邪で寝込んでいる間、薬を入れている引き出しの中をごそごそしていて、いつ買ったのかも忘れてしまったグルコサミンのサプリを発見しました。これは老猫女子が数年前に膝をコキコキ言わせていた時に試しに飲ませてみた(もちろん小さく割って飲ませましたけど)サプリの残り物?もしかして、私の関節痛にも効くかしら?
ダメ元で飲んでみたら痛みが和らぎました。
おぉ、効いてる!!!!

ということで、Amazonで新しい瓶をポチりました。
ついでに、関節にいいという他のサプリもいくつか…あ〜、アメリカ人みたい。
だってどうしてもクラリネットはやめたくないと思ったんですもん。
もっともっと演奏したいです。
もう演奏できなくなるかも…という不安を感じた後だけに、学生さんたちと一緒にECMでアンサンブルをさせていただいていることへの感謝の気持ちも一入です。
いつも「なんでこんな曲選ぶのかなぁ」と、先生の意図をなかなか理解できない未熟者の私ですが、ECMの先生にも感謝してますからね。この人に拾ってもらわなかったらこの喜びを味わうこともなかったんだなぁ…と。

人との出会いも、曲との出会いも一期一会です。
大事に演奏していこうと思います。