6月24日の練習:振り出しに戻る…

昨日の練習の後でふと考えました。
「何もない状態で喉を振動させることができるのに、楽器をくわえるとそれができない。っていうことは、その間を橋渡しするようなステップが必要なんじゃないか」…と。
そこで、今日、masterclassの会場まで運転して行く間、ストローを半分の長さに切ったものをくわえて、喉で振動させた息をストローを通して吐き出すということをしてみました。
なかなかいい感じ。

そこで、masterclassの後でいそいそと練習に出かけたのですが、結果は完敗…。
振動しているように聞こえるのは、もしかしたら声帯の振動であって空気の振動ではないのでは?という疑問が生じました。
その後も楽器をくわえた状態でしつこく練習をしたら、息を出す最初の2秒ぐらいならflutter tonguingの音が出るところまで漕ぎ着けました。でも、それ以上長い時間flutter tonguingを続けることができません。
それじゃいかん…。振動させる場所が違うのかもしれません。
まだ諦めたわけではありませんが、ちょっと振り出しに戻ってみようと思います。

練習はChyrzynskiのモヤモヤした曲の2番。
それっぽくなって来ましたが、記譜の間違いではないかと思うところが一箇所…他の人の演奏を聞いてちょっと研究しようと思います。

そしてTime Piecesの1番と2番。
1番は油断をすると自分の吹きやすいアーティキュレーションになってしまうことがあるので要注意。そして、アクセントが甘すぎるのもなんとかしたいです。2番はいい感じです。

今日練習してよかったこと…は、何だろうなぁ。
上手になっているのかなぁ?もっと上手になれるのかなぁ?…ちょっと弱気。
でも、吹いていることは楽しいし、自分の音は大好き。
だから明日はまた新鮮な気持ちで練習しようと思います。

そういえば、硬さが合わなくて交換に出したLegereのEuropean Cut、新しいリードが送られてきました。無料で交換と言っても、アメリカ→カナダの国際郵便の代金は自分持ちなので(当然だ)、合計でいつもの56 Rue Lepicが2箱買える出費になりました。明日試してみる予定です。

6月24日:clarinet masterclass (その2)

今日も行ってきました、masterclass。
1時間前に家を出て開始30分前には着いたのに、最前列は空席が端っこに1つしか残っていませんでした。
それをゲットできただけでもよかったと思わなくちゃ…。

今日はconcerto competitionで演奏したらよさそうなソロの作品。
1. Concertino (Weber) : Paul
2. Concerto (Copland) : Sam
3. Premiere Rhapsodie (Debussy) : Jack
4. Grand Duo Concertante (Weber) :Rebecca

4曲の中でWeberの2曲は自分でかなり練習した曲で、Debussyの曲は楽譜を持っているので、今回の内容は非常に楽しめました。

Richie先生が指摘なさったこと:
1. Concertino (Weber)
ピアノの前奏の後での入りにとにかく気を使う曲なんですが、「ピアノが準備してくれた、そのtextureを壊さずに入ること。そこが音楽の始まりじゃないのに、「me、me、me」と自分の音だけ聞かせようとして入ってこないこと。ピアノにはcueを出すだけじゃなくて、フレーズの終わりもピアノに見せる。(cueを出すという意味じゃなくて)もっとピアノと対話するように。

2. Concerto (Copland)
お客さんはコンサートで何を聞きたくないか、それは「ここ難しいけど頑張ってます」という音だ。そういう音は人を現実に引き戻すから。難しいことこそ涼しげな顔でしなさい。Coplandはとにかく跳躍があるけれど、下の音を十分に響かせて上の音は軽く。記譜では上の音にfがついていたとしても、上の音に力をかけない。どっちにしても上の音は聞こえるんだから、上の音は柔らかく。後半の高音にアクセントが付いているところは、アクセントを拍の頭から少しだけ後にずらした方が聴こえがいい。

3. Premier Rhapsodie (Debussy)
ピアノとのチューニングはAじゃなくてもいいんだよ。B♭とFでチューニングしないと、最初の音がいきなりピッチが悪くなる。この曲の指示は「softに、もっとsoftに、さらにsoftに」となっていくんだけれど、実際にそれをすると自分の首を絞めることになる。どんどん抑えたしょぼい音しか吹かないことになるからだ。音量を抑えるんじゃなくて、音量をある程度保ったまま柔らかく響く音を出しなさい。Debussyは音量を下げるというよりも、柔らかいcolorのことを言っているんだから。double lipsと言って、上の歯をマウスピースに固定しないで、唇で触れるような感じ。世界で一番柔らかいクッションに包まれているような感覚で。

4. Grand Duo Concertante (Weber)の第2楽章
これを演奏したレベッカ、動き過ぎというわけではないんですが、フレーズを壊すような唐突な動きが多くて「なぜここで動く?」と疑問を持ちながら聞いていたのですが、Richie先生の指摘もまさに体の動きのことでした。体を動かすのがダメというわけじゃないけれど、なぜこの動きをしているのか自分でもわからないような動きはやめなさい。

Richie先生、相変わらずすごい。
先生の指摘にすぐに応えるfellowsもすごいです。
それにしても今日もSamの演奏は素晴らしかったです。
Samがcompetitionを勝ち抜いてconcertoを演奏することになったら、コンサートを聞きに行こうと思います。
(すでにコンサートのチケットは3回分買ってるんですけどね。毎年、こうやって少しずつ買い足してしまいます。)
Category: masterclass