8月16日の練習:全音符の位置付け

今日は午後3時ごろからお仕事をして(webmasterなので新学期に備えてupdateを…)、午後4時ごろから練習へ。

Messiaenの『Abîme des oiseaux』、鳥の声の後半部分の畳み掛けるような連符、鳥の声の部分、冒頭の悲しい旋律、最後の悲しい旋律の再現…と、今日は最後まで練習しました。まだまだ、「部分」の練習に終始していて通せるようにはなっていません。でも、昨日感じた「鳥が逃げちゃう」という感覚がどうして起こるのかわかりました。それは、pppからfffまでダイナミクスを変えていく印象的な全音符の位置付けが問題だったのです。
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上の楽譜の中の全音符、これは冒頭部分の終わりではなく、また独立したものでもなく(当たり前だ!!)、これは鳥の声のintroductionなのではないか…と。「遠くで聞こえていたはずの鳥の声が近づいて来る。鳥が目の前の枝に止まり(8分休符)、そして歌い始める」、あるいは、「遠くから鳥がす〜っと滑空しながら飛んで来て、枝に止まり、そして歌い始める」…そんなイメージ。だから、この全音符はテンポが変わる小節と切り離せない関係なんじゃないかなぁ…。

こんな風に考えてみたら、あら不思議。
これまで全音符から続けるとぎこちなかった鳥の歌が軽やかになりました。
めでたし、めでたし。

最後にflutter tonguingを。昨日と同じようにいい調子でできました。
今後は低音域でもflutterできるように練習しようと思います。

明日も楽しく練習しましょう!