8月31日の練習:練習番号M、変拍子が多すぎ〜!

今日はUS Open TennisでNaomi OsakaとCoco Gauffの対戦があったので、「これはもう試合を見よう!」と思って、練習を休む気満々だったのですが、1時間ほどで決着がついてしまったので、練習へ。
それにしても、Naomi Osaka、敗退したCocoと一緒にインタビューできるように取り計らいい、自分は勝ったというのにCocoの両親に労いの言葉をかけながら涙ぐむなど、その行いが素晴らしかったです。私もそれを見ていてほろっとしました。

練習に行ったら、先日聞いていた通りECMの先生のオフィスのドアからは名札が外されていて、「あ〜本当に先生は引退されたんだなぁ」と実感しました。思えばECMに入る2年も前、復帰したばかりの2013年の夏休みから、私がこそこそ練習室で吹いていると、どういうタイミングなんだか先生もオフィスに仕事にいらっしゃって鉢合わせすることが多く、「いつも邪魔してすみません」と思い続けた6年間でした。ECMは新年度はないみたいなので、ここから私は自分の身の振り方を考えるとともに、いかに見つからないように練習室を使い続けるか(そもそも見つかったらお咎めを受けるのかもわからないのですが…)を考えていかなければいけません。頑張れ、自分!

今日の練習は、先生に捧げる意味で、2016年の春の演奏会で一緒に演奏したMax Regerのクラリネット・ソナタ Op. 107を吹いてみました。もう長いこと吹いていなかったのに、ちゃんと覚えているもんですね。演奏した第1楽章以外の楽章もさらっと吹いてみました。この曲は、「先生が選んだOp. 49-2よりもこっちが吹きたい!」と自分で選んだ曲なので、特別な思い入れがあります。第1楽章だけで12分ぐらいあり、五重奏曲と合わせてかなりの時間を練習に費やすことになったのですが…。

その後はHorovitzの『Sonatina』の第3楽章の練習番号M。
ここから最後に向かって変拍子が多すぎ…。
horovitz-3M.jpg

3/4、7/8、9/8、2/2、10/8って、もうありとあらゆる拍子が短い間にどんどん出て来ます。最終的には曲の流れに乗って演奏できるようになりたいわけですが、練習の時にはきっちりカウントして、雰囲気で誤魔化さないで演奏できるようにしないと…。
次回もこの部分を頑張ろうと思います。

明日も(次回も?)楽しく練習しましょう!

いい演奏とイマイチな演奏

ECMの先生の引退に際してちょっとセンチメンタルな気分になり、2016年に演奏させていただいたMax Regerのクラリネット・ソナタを聴き比べてみました。この年はRegerの没後100年という記念すべきReger Yearで、演奏会はRegerの作品のみ。室内楽あり、声楽ありの盛りだくさんなプログラムで、私はソナタと、クラリネット五重奏曲を演奏しました。

今回iTunes StoreでRegerのクラリネット作品を集めた2つのアルバムを購入したのですが、どちらも30秒のpreviewを聞いてから買ったのに、片方はものすごく残念。もう片方はとても素晴らしい演奏でした。

いい演奏についてはあれこれ言う必要もないのですが、イマイチな演奏って何なのか…どこがダメなのかを考えてみました。

とにかく音の終わりの処理がダメ。
まな板に置いた食材をダンダンと包丁で垂直に叩き切ったのかという真っ直ぐな切り口。
音が切れる瞬間があまりにもぶっきらぼうなんです。
もちろん作曲家が敢えてそういう指示を書くこともあるでしょうが、休符の度にブチブチ音が切れるってどうよ?
休符の先へと続いているはずのフレーズが一々切れるので、音楽が流れていかない…。
この奏者はどっかの音大の先生なんですよね。学生の演奏を聞いていて、そういうことを注意しないのかなぁ…それとも自分の演奏だとわからないのかなぁ…。

ものすご〜く簡単な曲でも同じことで(むしろ音符の数が少ない方がバレやすい)、音の出だしと同じぐらい音の終わりも大事なんですよね。あ〜、$9.99返せ〜って思ったのでした。

教訓:そのアルバムに収録されている曲のpreviewは全部聞こう! その中にダメな演奏のカケラが見えているかもしれない…。
Category: その他

8月30日の練習:今度の山場は練習番号M

今日は午後6時半ごろから練習。

基礎練習はここ数日練習している下降系の跳躍だけ。
少しコツがつかめて来ました。自分で思っている以上にアンブシュアを変化させるといい感じです。

曲の練習はHorovitzの『Sonatina』の第1楽章の後半から。
練習番号Hから先をまず復習。一通りなんとかなったところで冒頭に戻って前半からHまでの部分も練習しました。
昨日の練習が効いたのか、第1楽章は全体的な完成図が見えて来ました。

第3楽章も中間部分から後ろの方を練習して行きましたが、この楽章の(私にとっての)山場は練習番号Mです。もうほとんど終わりのところで、うだうだと3連符がある辺りがきつい…。これは今後の練習に持ち越しました。
冒頭から中間部分まではまあまあいい感じ…。
第1楽章よりも「謎の部分」(=こんなことしてましたっけ、音源の演奏??っていう部分)が多いのが困った点ですが、何度か練習すれば「は〜、これが最終的にこう聞こえるわけか」という様子が見えて来ることでしょう。

最近の練習ではお宝の山から発掘したリードをちょっとずつ使っているのですが、硬めのリードはやっぱり細かいコントロールが難しいです。例えば、ものすご〜く堅い引き戸があったとしたら、開け閉めには全力を使っていて、それを数ミリだけ静かに開けるっていうのは難しいですよね?それと同じことで、硬めのリードを吹く時には力を入れ気味なので、ppで出るとか、ダイナミクスの差をつけるとか、微妙なコントロールがとても難しいです。

明日も楽しく練習しましょう!
あ〜、でも、来週の月曜日がLabor Dayでアメリカではofficiallyに夏の終わりを迎えたところなので、少し練習を休んで気分転換しようかなぁ。気がつけばほぼ毎日練習してるし…。

次回も楽しく練習しましょう!

8月29日の練習:練習番号H、少しはマシになった

今日は午後8時ごろ練習へ。

基礎練習は一昨日練習してイマイチだった下降系の跳躍だけ。
もうちょっとなんだけどなぁ…っていう状態。根気よく続けていきましょう。

曲の練習はHorovitzの『Sonatina』の第1楽章。
昨日頭が痛かった練習番号H、今日はここから始めました。
もっともっと繰り返し練習をすれば(同じ日に繰り返すんじゃなくて、何日も繰り返して取り組めば)できるようになるという感触。まだ曲自体に慣れていないというか、次に何が起こるのかを楽譜を見て探っている状態なので、次に何が来るか頭の中に筋書きができるようになるまで練習です。

第3楽章も延々と譜読みをしました。この楽章は3連符と8分音符の組み合わせでフレーズのリズムが変化するので、これもどんなフレーズなのか頭の中で歌えるようにならないと…。いちいち楽譜を吹き起こしている感じではダメ。
でも、譜読みは最後まで行きました。問題点もわかって来たし、ここから頑張ろう!

練習前にECMの先生と廊下でばったり…。
夏の間中、30年間使っていたオフィスを片付けていたようなのですが、いよいよ明日が最終日だそうです。
この日が来ることはわかっていたし実際にはもう引退なさっているわけなのですが、練習室のすぐ近くにあるオフィスのドアには先生の名前があって、時々開いているドアから先生が学生を指導しているのが見えて…という、今まで当たり前にあった光景がもう消えてしまうんだなぁと思ったら、寂しさが募りました。

明日も楽しく練習しましょう!

Horovitzの音源、聴き比べ。

1週間ほど前から取り組んでいるHorovitzの『Sonatina』、以前から聞いている音源の他に、最近二つゲットしました。

1つ目の音源:
全体的に軽快なテンポがいいんだけれど、細かい指示を無視しているので一本調子に聞こえる。クレッシェンドでいちいち息漏れをするので、その音が気になる…。

2つ目の音源:
テンポの指示を忠実に守っているので、演奏の参考になる。でも、録音機器の問題なのか、クラリネットの音が薄い…ピアノに至っては安物の電子ピアノか?っていうぐらい音に深みがないのと、クラリネットとピアノのアンサンブルがイマイチ。

3つ目の音源:
クラリネットの音はこれが一番好き。ゆったりとしたテンポで丁寧な演奏。でも、Jazzyな色彩に欠けているというか、ほとんどクラシックのノリ。

ふ〜む。
これっていう決定版がない…。
3つの音源の良い点、悪い点を参考にして、自分の演奏を充実させようと思います。
Category: その他

8月28日の練習:練習番号Hが山場

今日はBH90210があるので午後7時半から1時間だけ練習。

基礎練習は一昨日練習してイマイチだった下降系の跳躍だけ。
下の歯がリードに当たる位置を1mm以下のものすごい微妙な幅で動かせばいいってわかっているんだけれど、音の動きとアンブシュアの変化がまだピッタリとは合っていないためにスムーズさに欠ける…。前よりはマシになって、少しずつ感覚がわかって来ました。地味な練習だけれど、これは色々な曲に応用できることなので、納得できるまで取り組もうと思っています。

曲の練習はHorovitzの『Sonatina』の第1楽章。
今日は割といい感じに吹けました。特に前半はバッチリです。高音域になっても追い込まれている感じにならずにゆったりと楽器を鳴らして吹けたのは◯。でもまだ後半が弱いなぁ…。特に弱いのは実は中間部分にある練習番号H。それを越えた終盤部分はむしろちゃんと吹けています。明日は練習番号Hを頑張ろう!

明日も楽しく練習しましょう!

8月27日の練習:なかなか前に進めない…

今日は午後8時半から練習。

基礎練習は省略して、Horovitzの『Sonatina』の第3楽章から。
昨日練習した部分も含めて、全体的に行き詰まってる感じ〜。それでも最初の2ページはなんとか練習して、ページをめくって3ページ目で、気が遠くなりました。練習番号Hの辺り、「こんな部分ありましたっけ??」という記憶の薄〜い部分で、自分のパートが何をしているのか、ピアノとの絡みはどうなっているのかほぼ白紙状態になってしまって、全然先に進めない…。

最後は気分転換に久しぶりに第2楽章を。
これもなかなか手強い…。
全体的にp、ppベースのダイナミクスなのですが、ゆったりした跳躍で音をつなげようと意識しすぎると、上った先の音がうるさい…。ちゃんと練習しなくちゃ〜って思いました。

楽器を片付けながら、音源を聴いていて「え、そんな風に音を押しちゃうの?」と違和感を覚えた箇所あり。楽譜を見たら確かにアクセント、テヌートがあるんですが、押しちゃうのはどうかと思うので、ここは要研究だぁぁぁ。

明日も楽しく練習しましょう!

8月26日の練習:叫んでます

今日は午後8時ごろから練習。

基礎練習はKroepschの『416 Progressive Daily Studies』のC majorのページ。
メトロノームに合わせて地道に練習しています。どんどん先に進もうとせず、1回目に練習した時に印をつけておいた、私にとって難しいものを重点的に練習していこうと思います。跳躍で降りるところとか、曲の中出てきても結構苦手意識があります。そういうのを克服するいい機会です。

曲の練習はHorovitzの『Sonatina』の第3楽章の譜読み。
リズムをしっかり把握しないことには…。3連符がやたらと続く連符も練習しました。何度か同じパターンが出てきますが、その都度音が違っている…NOooooooo!!叫びたくなりながらも(実際に練習室で叫んでいますが)、「まあ落ち着こう。曲とはそういうもんだ」と自分をなだめつつ練習しています。

あ、そう言えば、メトロノームとチューナーが一体になった、コレを買いました。
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今まではそれぞれ別々に持っていたので荷物になってたんですよね。で、一度は違うメーカーのを買いましたが、モニターがカラー表示でギラギラしていて集中できなかったので返品しました。その後iPhoneのアプリも試しましたがイマイチで…。

この機種、何がいいって、音を耳で聞いてチューニングできる点です。モニターを見ながらのチューニングだと針を見て無意識に合わせてしまうので、耳で基準音との違いを意識しなくなるっていうか…。練習になりそうだったので買ってみました。

明日も楽しく練習しましょう!

『蜜蜂と遠雷』、読了。

恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読了しました。

FBでつながっている、高校時代の吹奏楽仲間が紹介してくれたのですが、大学の図書館にあったので夏休みの始めに借りてあったのです。読み始めたら夢中になってしまって、3日くらいで読み終わりました。
コンテスタントが演奏している様子がとても鮮明に描かれていて、コンクール会場のホールの熱気、コンテスタントの息遣い、ホールに響いているであろうピアノの音まで感じることのできる素晴らしい作品でした。

その中で、とても強く印象に残っている部分が二箇所。
亜夜が塵の3次予選の演奏を聞きながら舞台の袖で塵と対話をする場面:
「僕はピアノ好きだよ」
「どのぐらい?」
「世界中にたった一人しかいなくても、野原にピアノが転がっていたら、いつまでも弾き続けていたいくらい好きだなあ」
    (中略)
「聴く人がいなくても音楽家と呼べるのかしら」
「わからない。だけど、音楽は本能だもの。鳥は世界に一羽だけだとしても歌うでしょう。それと同じじゃない?」

マサルの本選の演奏前の場面:
今僕は、世界に点在している音楽のかけらを集め、僕の体の中で結晶化させているのだ。僕の中に音楽が満ちて、僕というフィルターを通して、これから僕の音楽として再び世界に出ていくのだ。
僕が音楽を生み出しているのではない。僕という存在が媒介して、すでにそこにある音楽を世界に返すだけなのだ。


特に、「世界にたった一人しかいなくても…」という部分、私も誰も聴く人がいなくてもクラリネットを吹き続けていたいと思っているので、胸にすっと入って来ました。

「鳥は世界に一羽だけだとしても歌うでしょう」というところは、去年の夏に練習していた『Quatuor pour la fin du temps(Quartet for the End of Time) 』の第3楽章で、鳥のモチーフが「永遠の象徴」として使われていたことを思い出しました。人間が築いた世界の何もかもが虚ろい消えてしまったとしても、(神が作り出した自然の象徴、神の普遍性の象徴としての)鳥は永遠に歌を歌い続ける…。

本当に音楽は素晴らしい…作曲家や演奏家という一人の人間の人生、ある時代に生きた人々の生涯、そういう限られたものを全て超越するeternityが音楽には内在しているのです。

素晴らしい作品でした。秋には映画化もされるそうです…でも映画は見たくないなぁ。
私の中にある主人公たち、主人公が奏でる音楽を越えるものは、2時間程度の枠や興行収入などなど色々な条件に縛られる映画では表すことができないと思うので…。
Category: その他

8月25日の練習:第1楽章より第3楽章の方が…

今日は午後8時ごろから練習。

基礎練習はKroepschの『416 Progressive Daily Studies』のF# minorのページの最後まで終わりました。
この夏休みに唯一完了できたことかもしれないわ〜。ちゃんと1冊、頭から終わりまで練習したのは我ながら偉い!
で、もう一度頭にもどってC majorの前半を少し。
#もbもなくて楽勝かと思いきや、1回目に難しかったという印が付いているのはやっぱり難しい…。
時間をかけてじっくり取り組んでいこうと思います。

曲の練習はHorovitzの『Sonatina』の第1楽章の後半部分から。
昨日よりも確度を上げるために地道に練習しています。
引っかかったら音名で歌う、リズムも曖昧なところはちゃんと歌って確認。
こんな感じで最後まで。

その後第3楽章へ。
第3楽章の方がJazz色が強くなるんですが、そのためかリズムが難しい…そして、Jazzとクラシックのせめぎ合いみたいな感じで3、4、6の連符が入り乱れるところ、ちょこちょこと変拍子になるところが、イマイチ頭の中で整理できていません。
普段練習しているクラシックとは違う難しさがあり、第1楽章よりも第3楽章の方が難しいと感じます。
しっかり譜読みして、オタオタしないようにしようっと。

頭に戻って第1楽章の前半部分。
吹き慣れて来たので朗々とフレーズを歌えて気持ちよかったです。高音域も気後れしないで気持ちよく吹けました。

明日も楽しく練習しましょう!