か、買っちゃった〜!

オークションサイトに出ていた中古のToscaのA管をとうとう買ってしまいました。
この2週間ほど延々と迷っていた楽器で、当初$5,299だったのが一度期限が過ぎて売れなかったのですが、再出品で$5,499に値上がり。(売れなかったのに値上がりっていうのも意味不明…)その時、Best Offerを出して何度か売主さんと交渉したのですが交渉不成立…。

「仕方がない、ご縁がなかったんだね〜」と諦めていたんですが、今朝ちらっと見たら$5,000以下になっていたので思い切ってポチりました。送料込みで$5,039、オークションなので非課税です。この非課税って大きいかも…。

最終的に決断した理由は、2014年に中古で買った現在のA管で抜けの悪い音が数カ所あり、去年の一時帰国の際に日本でクラリネット専門の工房に持ち込んでも治らなかったこと。かれこれ1年以上何とか自分なりに工夫して演奏していますが、でもそのせいで極端にリードを選ぶし、演奏にも不満が残ること。

でも、「この先何年クラリネットを吹き続けるだろうか?あと数年、しかもA管なんかそんなに吹かないよね…」とも思ったり、「私が好きなBrahmsを演奏するにはA管はMUSTだよね」とも思ったり、「Toscaの音ってそんなにいいかな?」と疑問に思ったり、まあ、ありとあらゆることを考えた上での決断です。

ものすごく期待しているのは左のEsレバー。以前SelmerのSignatureを買って試奏をした時にはその違和感に「げげっ」と思いましたが、最近、左右の小指の担当が厳しい曲を吹いているので、「あったら便利だよね」とずっと思っていました。そして、今の楽器がニッケル・メッキなのに対して、Toscaは銀メッキなので、その辺の音の変化も楽しみです。

逆にどうかなぁ…と思っているのはToscaの音色が私の好みに合うかしらってこと。今まで「Tosca、いい音だな」って感じたのがプロとセミプロの奏者二人だけで、それ以外は「Toscaでも結局はその人の技量なりの音しかしないのか?いや、むしろアラが丸聞こえなのかもね」という感想だったので、自分の音色がどんな風に鳴るのか不安も残ります。

きっとこのToscaが自分のA管としては最後の楽器になると思うのですが、実はSelmerのSignatureのまろやかな音が忘れられなくて、それだけは心残りです。
Signatureを試奏して音が好きだったのになぜ返品したのかというと、当時の私の吹き方ではピッチが440まで上がらなかったこと(復帰後半年そこそこだったので息の圧の問題だな)、独特のトーンホールにカケ(の予兆)が見られて耐久性が不安だったことが理由です。

先ほど売主さんから丁寧なメッセージをもらったので、きっと来週の後半には届くものと思われます。楽しみ、楽しみ〜。

あ〜、車(2002年製15歳)の調子も悪くて、そろそろ買い替え時かぁと思っていたのにさ〜。
車は来年だな。


なぜこの楽器を買うことにしたのか…というと、ズバリ中古だったから。
中古で安かったからというのではなくて、最初の選定の部分、慣らしの部分が終わっている楽器だったからです。

アメリカの田舎町に住んでいて楽器を買うとなると、まず試奏できる機種、数が限られています。私のように先生についてレッスンも受けていないと尚更です。だから地元で新品を買うというのは最初からチョイスにありませんでした。町の楽器屋にあるR-13、フェスティバル、RCを各1本ずつ試奏したからって、何がわかるというのでしょう?
ということで、楽器を買うなら選定済みの楽器をネットで買うとか、日本に一時帰国した時にレッスンをしてもらって先生に選んでもらうとか、選定品を何本か置いてある店で自分で試奏して買うとか、そんな感じかなぁと思っていました。

今回ポチった楽器はRicardo Moralesのお弟子さんが吹いていた楽器だということがわかっています。Ricardo MoralesがBackunの専属アーティストになったので、お弟子さんたちもそっくりBackunの楽器に移行せざるを得なくなり、売る決心をしたそうです。そんな理不尽な話があるのか〜!と思うのですが、それが本当かどうかはともかくとして、"ちゃんとした人が選んで使っていた楽器の中古"は"数本しか試奏できない場合の新品”に絶対に勝るはずというのが私の理論です。

また、新品の場合、木管を乾燥したカリフォルニアで慣らし運転することにも不安がありました。管体の割れが怖いなぁと思っていたからなんですが、その点中古ならもう気温や湿度の変化をある程度経験しているので安心です。

あとはToscaはクランポンの上位機種ですから、多少個体差があったとしてもR-13レベルよりはメーカーでの製品管理が行き届いて結果的に個体差も小さいだろうと考えました。(呆れるほどハズレの楽器はないだろう…と)

唯一、「出してもいいや」と思ってい金額を約$2,000オーバーしてしまったことを除けば(!!!!)、今回の出会いはパーフェクトでした。
く〜、高い…。今運転している車を売りに出しても、こんな値段にはなりませんからね〜。我が家で一番の財産ですわ…。
Category: その他

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